迫る春松竹 6 ページ47
関東Jrを牛耳る滝沢君と、何としてでも関西Jrにチャンスを与えたいと奮闘するA
ただ関西Jrへの愛の強さゆえに初っ端からフルエンジンで頑張ってるなと思ってたけど、そんなことがあったなんて思ってもなくて
誰にも相談できずにいたAが俺にやっと話してくれた
昔のように俺を頼ってくれた、いくら大変そうとはいえ嬉しかった
「辛かったな…、そんな重い話を1人で抱えて1人で戦ってたんやろ？」
しかも相手は自分の上司
相当なメンタルがないと出来ない
「このことは勿論内緒にする、誰にも言わん
俺でよければいつでも話聞いてあげるし俺に出来ることなら何でもするよ…だから、お願いやからこれ以上1人で抱えこまんといて…」
これは俺の本心やった
俺だって関西Jrを応援したい、その気持ちはもちろんある
それにこんなにも頑張ってるAをただ見てるだけなんて歯痒くて仕方ない
関西JrのOBとして、事務所の先輩として出来ることがあるなら助けたい
A「ありがとうございます…
…なんかその言葉だけで嬉しいです、味方がいるって思えて心が丈夫になれたような気がします
」
100％のものではないものの笑顔を浮かべたAに少し安心し、飲み物を抱えて部屋に戻る
和也「ありがとう！」
大橋と丈の分を持ったAが2人の方へ駆け寄った
A「はい」
と、2人分渡したところ、一瞬にして丈君は大橋の分のコーラを奪い取って全力シェイク
和也「ちょっとおおおおお！！！俺のコーラ！！！！！」
丈「バーテンダー藤原が美味しくしてさしあげましょう」
A「振った方が新鮮さ抜群で美味しいかもやで。笑」
丈「笑笑」
和也「うわ！Aまで丈君の肩持つやん！
え、まって、せっかく楽しみにしてたのにしばらく飲まれへんやんっ！！！」
楽しそうに笑う3人に羨ましさが見え隠れする
そんな光景を見つめていたら、3人で地べたに座り囲む輪にそっと俺を入れてくれたのはやっぱりA
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 468人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚月(プロフ) - ひびたんさん» コメントありがとうございます。 ただ今シングルマザー始めましたの作品は編集中でして、編集が終わったページを順次公表している次第です かなり不定期更新ですが、ご理解いただければ幸いです！ (2020年1月14日 22時) (
レス) id: 485849d8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - 突然すみません。いつも楽しく拝見させていただいています。他の作品も読みたいのですが、パスワードを教えてもらったりはできますでしょうか？ (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - こんばんは (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 最初から読ませてもらっているのですが、毎回とても感動しています。本当にこのシリーズが大好きです。いつもありがとうございます。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 78c8ddfb0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚月
| 作成日時：2019年8月23日 21時
