優しさの牙 2 ページ26
side 中山優馬
あれだけ待っていたAからの連絡
それがやってきたのは本当に唐突のことやった
Aお久しぶりです。お話したいことがあります
年明け早々、俺の通知に一年ぶりのAの名前が浮かんだ
たった二文のメッセージでさえも俺の心を躍らせることのできるAは本当に凄い存在で
外で会うことでまた過去のようなことが起きるのが自然とトラウマになっていたのか事務所で会うように自ら持ちかけていた
本当にこれがAの連絡先なのか、誰かがなりすましてるかもしれないのに、そんなことお構い無しに俺は疑いもなく集合の2時間前に到着していた
1階のエントランスには一般の人もいる可能性があるから、関係者のみ立ち入れる上の階の空いてる会議室に入った
事務所とは言ったもののどの部屋かを言っていなかったことを思い出してすぐにスマホを取りだした
優馬6階の奥にある会議室で待ってる
一抹の不安を抱えながらソワソワしながらも会議室を行ったり来たりしてたら、扉が開いた
あまりにもすぐに開いたもんやから別の人がこの会議室を使用する為に来たんかと思わず身構えてみたら、そこに立っていたのは綺麗な女性の姿で
スタイル抜群でミディアム程の綺麗な髪を下ろし、大きな瞳でこちらを見つめる彼女を俺は当然知ってた
「…A？」
A「お久しぶりです…優馬くん」
声は前と変わらないからやっぱり目の前の彼女はA
そう分かっていても、かつてのAとの変わりように息を飲み、気を取られていて唖然とした表情で固まってしまっていた
ドアを少し開けただけで様子を伺うように覗くA
A「…優馬君？」
「…あ、え、ごめんごめん
Aがあまりにも変わってて驚いてた…」
A「そうですよね、前よりっ…、」
そうAが言いかけた時、ドアが一気に開いてAの前に大きな体がはばかった
見上げればその姿は、
「…のんちゃん」
望「やっぱり優馬か」
「…え？」
混乱してる俺とは別にAは驚きとは違う呆れたような表情をみせた
A「…私のことつけてきたんですか」
私と自分のことを言うAに、昔との違いを感じて見た目だけでなく中身までより女性らしくなった感じがして少し遠い存在に思えた
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柚月(プロフ) - ひびたんさん» コメントありがとうございます。 ただ今シングルマザー始めましたの作品は編集中でして、編集が終わったページを順次公表している次第です かなり不定期更新ですが、ご理解いただければ幸いです！ (2020年1月14日 22時) (
レス) id: 485849d8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - 突然すみません。いつも楽しく拝見させていただいています。他の作品も読みたいのですが、パスワードを教えてもらったりはできますでしょうか？ (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - こんばんは (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 最初から読ませてもらっているのですが、毎回とても感動しています。本当にこのシリーズが大好きです。いつもありがとうございます。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 78c8ddfb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚月
| 作成日時：2019年8月23日 21時
