寂しさと感謝と 5 ページ18
side 金村A
康二君の口から関西Jr卒業の発表が関西Jrに向けてあった直後、混乱してる中でも千秋楽に向けてそれぞれ準備を始めていた
涙を流すメンバー達につられてしまう気がしてそそくさと部屋を出た
丈君の視線を感じたけどお構い無しに歩を進めた
別の場所で他の仕事の書類の作業を行う
何故かふと思い出したのは柊真君の退所をメンバーに発表した時の空間
康二君とは状況が確かに違うけど、何となく蘇ってきた
あの頃は柊真君の退所という現実を受け入れられずに泣いていたな、と
そんなことを思い、静かな空間の中で数十分したぐらいの時に廊下から荒々しい足音が聞こえて
音がピタリと止まったのはちょうどこの部屋の前で
何が起きたのかと思えば開いたドアの先には、
駿佑「何で…っ、」
酷く泣き腫らした目でそう訴えた
康二君のメンバーへの発表を終えた後、みっちーを呼び出したのは視界に見えてた
仲良かった2人だからこそ話すことがあったんやろうと思っていたけど、案の定きちんと説明を受けてたみたいで
駿佑「…康二君は、関西Jrに…っ必要ないとっ、そう思ってたん、っ?」
嗚咽混じりでそう言うみっちーにゆっくりと首を振って否定を表す
駿佑「じゃあなんで…っ、関西Jrにおったら良かったやんか…っ、」
「みっちーはそれで良いとほんまに思う?」
駿佑「…そりゃ、」
「関西Jrのトップとして飾るのはなにわ男子で
康二君は必然的にバックになってしまう
たまたまなにわ男子のコンセプトには合わなかっただけで康二君はアイドルとして凄い力を持ってると思う
康二君をそんなサブの所に持っていくのは違うと違和感は持ってた
そんな時にSnowMan加入の話が舞い降りてきた
ただそれだけ」
駿佑「それだけって…、」
「今の関西Jrには康二君も龍太君も必要やと確かに思うよ
でも大事なこと忘れてない?
トップとして関西Jrを引っ張っていくのはなにわ男子
その為にジャニーさんが関西Jrにグループを作ったんじゃないん?
いい加減、頼ることよりも頼られる方にシフトチェンジしないとあかんよ…」
468人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚月(プロフ) - ひびたんさん» コメントありがとうございます。 ただ今シングルマザー始めましたの作品は編集中でして、編集が終わったページを順次公表している次第です かなり不定期更新ですが、ご理解いただければ幸いです! (2020年1月14日 22時) (レス) id: 485849d8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - 突然すみません。いつも楽しく拝見させていただいています。他の作品も読みたいのですが、パスワードを教えてもらったりはできますでしょうか? (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
ひびたん - こんばんは (2020年1月6日 23時) (レス) id: 02936c549c (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 最初から読ませてもらっているのですが、毎回とても感動しています。本当にこのシリーズが大好きです。いつもありがとうございます。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 78c8ddfb0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚月 | 作成日時:2019年8月23日 21時