蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ48)

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カウコン 7 ページ48

「どこから？」

A「ここですよ」

「え？」

A「ジャニーズ事務所」

「…マジで？」

A「はい

ジャニーさんと滝沢君の下で働くことになりました

このまま同じ仕事をしていく感じです」

「…なにそれ、すご」

A「もう私にはジャニーズしかないんですよ

それだけです」

「…なあ、関西Jrのチーフってことは、

なにわ男子のメンバー決めたのもA…？」

A「…えっ、」

「…康二を省こうって決めたのもA…？」

聞き方が悪かったと言った後に後悔した

まるでAを悪役に仕立て上げるかのような

スタッフ「金村さん！さっきジャニーさんに言われたバックにつく話なんですけど、」

突然やってきた事務所関係者らしき人

A「あ、…すみません

ジャニーさんにもう1回聞いてきます」

スタッフ「分かりました、お願いします

もしやるのであればリハでもう1回通したいので」

A「分かりました」

慌ただしく帰って行ったスタッフさん

A「すいません、仕事に戻ります」

「…おう、頑張って

さっき言ったこと気にせんとってな？ごめん…」

Aを困らせることだけはしたくなかったから、無かったことにしたくて

でも、

A「なにわ男子のメンバー決めに参加しました…

…確かに私は康二君の名前をあげませんでした」

「…A」

A「でも省いたとかそういうのではありません

関西Jr全員が頑張ってます

康二君も確かに面白いしダンスもうまいし、他のメンバーもそれぞれちゃんとした個性がある

でもなにわ男子のコンセプトには合わなかった、それだけです

選ばれなかったメンバーに悪い所があった訳じゃないです」

「…うん、ごめん

俺の言い方が悪かったな」

A「そんなことないですよ

私は関西Jr全員をデビューさせるつもりの勢いでやってます

敵は関東Jrとジャニーさんですから」

「え、ジャニーさん敵なん？笑」

A「敵とはちょっと違いますね。笑

じゃあ私は仕事戻ります」

「おう、頑張って」

Aが出て行く姿を見届けた

Aの仕事に対する姿勢を改めて感じれたことで、よりAへの気持ちも大きくなったように思った