蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ4)

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別の道 3 ページ4

side 金村A

人ってあまりにも驚くと大号泣していても涙は止まるらしい

康二「…SnowManって、あのSnowMan？」

「どのSnowManか分かりませんけど、そのSnowManで合ってると思います」

康二「何で？え、途中参加ってこと？」

「そうです

ちなみに3人追加っていうのは決まってて

ラウールと目黒蓮君です」

康二「それで3人目が？俺？」

「はい」

康二「はい、って…

…まって、もう混乱しすぎて頭訳分からんことになってるって…」

頭を抱えながらそう言うので、最初から説明することにした

「滝沢君からSnowMan増員の話を聞いてました

2人は関東から、そして1人は関西から出したいって

でも滝沢君はそんなに関西詳しくないから任せると言われました

そこで東京に行って実際にSnowManを見て、誰が入るべきなのか、SnowManに何が足りないのかを見てきました

それで考えて出した結果が康二君です」

優しくそう言った

康二「…なんで俺っ…？」

「正直悩んでたんです

アクロバット出来る人がいいんかな、とか、ダンスの技術優先かな、とか

でもSnowManを見て違うなって

今SnowManが求めてるのはそうじゃなくて

もうダンスの技術もアクロバットも完成してるんです

だから新しい風が必要やなって思いました

そうなった瞬間、康二君しか思い浮かびませんでした

ストイックで初めて見る人からしたら怖く感じられるようなSnowManの中で明るい雰囲気を康二君なら作り上げられるって…」

消去法なんかで康二君を決めたわけじゃないって

そのことをどうしても伝えたかった

確かに康二君はなにわ男子に選ばれなかった

でも、それは康二君が手を抜いていたり何かが欠けていたからではない

康二君にはちゃんと良さがあって、SnowManではその良さが発揮できるって

関西Jrとして新しいグループに在籍するという選択肢もあったけど、SnowManに加入するのに相応しいのは康二君しかいないと感じたから

康二「…ありがとうな、A」

その想いが伝わったようで嬉しかった

でも、

「でもその代わり…、」

康二「…俺は関西Jrを辞める、ってことやんな…？」

「…はい」

SnowManに入るということは必然的に関東で活動することになる

ということはもう関西Jrでの活動は出来へんくなる