蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ28)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:131,637 hit

緊急招集 3 ページ28

滝沢「とりあえず最初の1.2ヶ月は毎日

そこから後は仕事次第で休み作ってもいいと思うし、それは臨機応変にって感じで」

「…なるほど」

滝沢「とりあえず詳しい話は後でするから」

「…もしかして、今から」

私の予想は的中

かなりの高級料理店に連れていかれた私の前に立ってたのは紛れもなくテレビでよく見た前田社長の姿

私の過去のことも知っているらしく、今やっている仕事もISLANDのことも理解してて話はスムーズに進んでいった

バーチャルの話も具体的に教えて頂いた

私が知らない間に具体化して話は進められていたみたいで、どういった方針で進めるのかやバーチャルの原画を描いてくれる作家さんの話まで聞くことが出来た

そして、バーチャルの将来も

正直ジャニーズ初ということもあり、どう転ぶのかはやってみないと分からんし、ジャニーズファンの人はバーチャルにあまり良い反応をしないかもしれない

でもやる価値はあると思った

そんな名誉ある役割を丈君と和也がやれるチャンスがあるのなら、私は彼らにその機会を与えたかった

一通り話を聞いたあと、滝沢君に丈橋でやるのかを最終的に判断するのは金村と言われた

でも私はそこで保留にせず、引き受けることを決めた

バーチャルのプロジェクトはもう年明け直ぐに始めたいと言われたので彼らときちんと話をするため、お食事会終了直後に急いで夜行バスに飛び乗って大阪に引き返した

バスの中、前田社長から渡されたバーチャルアイドルのスケジュールと2人の今現在で出ているスケジュールを照らし合わせながら調整していく

正直普通の人なら過酷の2文字でしか表せない程の鬼のスケジュール

でも関西Jr側からすると、これ程仕事が貰えるのは幸せな証拠に思える

大阪だけじゃなく全国にという目標を掲げてた彼らにとって世界規模は想像外かもしれへんけど

きっと良い方向にいってくれると信じてまた睡眠もせず、バスに揺られながら作業をしてた