蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ12)

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康二「何の仕事してるん？」

「Jrのです」

康二「いや、それは知ってるし。笑」

「まあ色々あるんですよ」

適当にはぐらかせば面白くないと感じたのか康二君はそのまま眠ってた

「…もし今日SnowMan見て違うなって思ったら、」

康二君はSnowManに加入することを辞退するのか

そんな疑問がふと浮かんできた

康二「それは無いよ」

「…寝てたんじゃないんですか」

思わず独り言が聞かれてしまった

康二「違うなって思っても、俺が変わればいい話

大事なのはSnowManで何が必要なのか、俺がそれを埋めるためにどういうポジションでいくのか

それを見る為に行くだけ。だから安心して？

もう覚悟は出来てるから。じゃ、おやすみなさいいいいいい」

真剣な話をしながらも結局いつもの康二君に戻ってそのまま本当に寝てしまった

康二君の本気の言葉をぶつけてくれて少し安心できた

朝早くに乗って到着したのが丁度お昼前

そのまま事務所に直行するという進藤さんとは別れて2人でレッスン場所に向かった

2人で歩くなんてあの事件以来したことないし、せえへんって決めてたけどこればっかりは不可抗力

一応、スーツっぽい、いかにもマネージャーな服装を着ているためあまり周辺からはただのOLに見えるようで何にも見向きされなかった

レッスン場所に着いて早速中に入れば、SnowManが踊ってて

その隣で滝沢君がSnowManを見ながら指導してる姿があった

話しかける雰囲気でもなかったので、周辺のスタッフさんにだけ軽く挨拶をして早速こっそりと見学

康二「…やっぱりSnowMan凄いよな」

「…分かります、一人一人の技術も統一感も完璧ですもんね」

康二「…俺やっていけるかな、ここで」

「想像出来ないですか？あそこにいる自分が」

そう言うとSnowManを見つめながら数秒間考え込んで呟いた

康二「…つかんよ

東京に今自分がおるってことも現実なんかなって疑問に思うもん…」

それだけ言って後は一切目を離すことなく、ずっとSnowManを見つめてた康二君