蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ2)

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別の道ページ2

side 向井康二

来て欲しくないと思ってた千秋楽が今幕を閉じて

それぞれが達成感を味わい笑顔で舞台裏を通り過ぎていく中、俺にはもうこの先の不安と恐怖しか残らん

関西アイランドを歌いながら、次のクリコンではもう俺と大吾のツートップでは無くなるかもしれないと思うと涙が出そうやった

進藤「全員リハ室集合して」

その声と共に関西Jr全員が速やかにリハ室へ移動すれば、前には進藤さん含め、横山君、大倉君、そしてAの姿があった

横山君と大倉君からはお疲れ様という労いの言葉と、クリコンでも構成やコント作成をして貰えるらしく、また宜しくと告げられた

横山君と大倉君からの有難いお話も大事やけど、俺らはもうこの後のAからの言葉が待ち遠しくて仕方なかった

それは新しいグループについて

この公演後にグループを発表するって言ってたから、俺らはそのことしか頭になかった

2人の挨拶も終わり、Aが口を開く

A「お疲れ様です

最後の方、別の仕事であんまり来れなくてすいませんでした

クリコンも構成から抜けることになって、益々関西に来る機会が減っちゃうかもしれないんですけど、でもなるべくここに来て皆の頑張りを見届けたいと思ってます

久々の関西Jrは凄く楽しかったです

別の形ではあるけどまた皆とこうやって何かを作り上げることが出来て本当に嬉しかったです…

そして、事務所のスタッフとしての話に変わりますが、新しいグループについてのことです」

そう話を変えれば、一気に緊張感が全体に広がる

A「何人かのスタッフさんや大倉君、横山君と話し合った結果、

クリコンまで引き伸ばすことにしました」

「…え？」

A「その要因は、

私自身が別仕事であまり来れなかったこと

今は言えませんが別のプロジェクトの関係で新しいグループの発表を1月に持っていきたいこと

そして、

まだ早いかなっていうこと

それが結論です」

大倉「まだなにわ男子も模索してる中での活動になってるし

もうちょっと地盤を固めてからにしようっていうのが事務所の判断」

A「でも2グループ作るのはマジやからそれだけは信じて欲しい…」

横山「気抜かずクリコンでも頑張ってください」

「「「「「「「「はい」」」」」」」」