蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ23)

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それぞれの熱意ページ23

side 金村A

やっぱりジャニーズISLAND関係の仕事が大量で、クリパに初日以降全く行けない日々が続いて

やっと隙間時間が出来たから新幹線に飛び乗って大阪までやってきた

もうこの頃には折り返し地点まで来てた

なにわ男子プロデュース担当とは言ったものの、ISLAND創設までは多忙なため進藤さんに任せてて

でも、

進藤「…今大変なとこよ」

「え？」

着くなりそう一言

何のことかさっぱり分からん私はなにわ男子の各自の部屋を覗き込む

まだ公演1時間前ということもあり、皆セットはまだしてない状態で

和也と丈の部屋では、奥村君と丈君でコントの会議中

密着のカメラもおったから、邪魔しないように部屋を去る

廊下の長机では発声練習する和也

和也「え、めっちゃ久々やん！！何してたんよ！！！」

「東京で仕事

でもちゃんと全公演の録画見てたで」

和也「ちゃんとオープニングの高音出るようになったで！」

「そこもちゃんと見たよ

引き続き頑張って」

和也にエールを送り、みっちー達3人の楽屋へ

平常通りというか、楽屋にいない人もいれば寝てる人もいたり

前ならそれで許されてても、今は関西Jrのメイングループなにわ男子

果たしてこれでいいのか

正直、録画を見ててやっぱり気になったのはなにわ男子のバランス

この3人が特に丈橋の技術に追い付いてない

それは元々思ってたことやけど、録画を見るにつれて益々その差が開いてるような気がした

そんな不安を抱きながらも敢えて何も彼らに言わんかった

これはグループ内で解決することやと思ったから

誰か部外者に言われて気付くようじゃデビューなんて出来るわけない

公演が始まって袖で見学

過去の録画を含めてもなにわ男子のパフォーマンスは一番出来が悪かった

バラツキがはっきりと見て取れたし、噛み合ってないように思えた

大倉「…どうするよ」

さすがの大倉君もこのままではダメだと判断したみたいで

「…このまま彼ら自身変わらないのなら、カウコンも白紙にしますし、何ならなにわ男子編成しますよ」

大倉「…おお、凄い決断力」

「こっちだってそれぐらいの覚悟持ってマネージメントしてますから」