蒼い燈 Aoi_Hikari 18 (ページ2)

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少年たちの未来 4 ページ2

東京に帰ってきたのはいいものの、夏休み中であることは変わりなくてすることなんてない

口座を開けばバイトとは思われへんぐらいの金額が入ってて

なんか申し訳なくて

関西Jrの顔が思い浮かんでは罪悪感を覚える日々

何かしてないと落ち着かなくて、事務所に行って残っていた作業をこなす

小瀧「…なんでそんな悲しい顔するん…っ」

思いがけない来訪者が来て

「…どうしてここを知ってるんですか」

この場所はほとんど人が来ない場所

なのにどうして来てるのか

そもそもどうして東京に戻ってきたことを知ってたのか

誰にも会いたくなかったのに

小瀧「辛そうな顔してる」

「誰から聞いたんですか？ここにおること」

小瀧「関西Jrとなんかあった？」

「…その名前、出さんといてっ…、」

今の私にその単語は出さないで欲しかった

必死に隠してた弱さが一気に顔を出し始めた

足の力を無くし、項垂れるように倒れ込んでしまった私を小瀧君は支えてくれた

「関西Jr…壊して、しまいましたっ…」

今関西Jrは良い感じだったかもしれない

大倉君だって今のメインメンバーを気に入ってた

なのに私はジャニーさんの求めてきたことを鵜呑みにして新しくしようとした

それが良い方向に進むのならいいのかもしれない

でもそうとは限らないわけで

私が関西Jrをバラバラにする起爆剤を使った可能性だってあるわけで

小瀧「…大丈夫っ、アイツらは強いから」

そんな不安を消し去ってくれるかのように優しく抱き締めてくれた

そんな不安はそのまま消せる訳がなく、現実になっていく