休止からの 4 ページ29
A「今…、ここでバイトしてる…
ジャニーさんや進藤さん、大倉君のお手伝いをしてる…」
廉「…バイト…？」
A「…顔バレるのが怖くて…っ、日本にいるのを知られたくなくて…、でもお金が必要ってなった時にジャニーさんが拾ってくれた…」
「でも何で大阪にわざわざ？」
A「…元々は東京の事務所で事務作業をするバイトだったんですけど、…色々あって大阪に」
廉「じゃああの時のAは…」
A「…公園ですよね？確かに私でした
…あの時、誰かにバレるのがホンマに怖くて、急いで逃げたんです」
「そっか」
A「…でも、本当は…、」
廉「え？」
A「正直バイトなんて沢山あります…制限はあるけど顔バレしないバイトなんて東京なら見つかる
それでも…、」
「…ジャニーズに？」
そう言えば、ゆっくりと頷いた
Aの頬には涙がゆっくりと流れ落ちた
A「ここにいたらいけないことぐらい分かってます…でもっ、私はやっぱり関西Jrが好きやし、…関西Jrのことばっかり考えたり…どうやっても離れへんくて…
皆に沢山迷惑掛けたから…、せめて恩返ししたいなって…」
丈「…A」
何ともAらしい答えやった
廉「良かった…、」
Aに勢いよく抱きついた廉
そんな廉の目も鼻も真っ赤で、涙がとめどなく流れてた
廉「…もう一生会われへんのちゃうんかなって思ってた…っ、
会いたくて仕方なかってんでっ…」
A「…ごめん…っ、」
廉「俺っ、デビューした…」
A「…うん、おめでと…、」
廉「のんちゃんも会いたがってた…」
A「…ごめん、小瀧君にはもう会ってる」
廉「え」
「いつの間に。笑」
進藤「たまたま事務所で鉢合わせたのよ
残念ね。ちなみに小瀧は関西Jrより早くに会ってるから」
康二「そんな早くに。笑」
「…優馬君は？」
そう言えば、Aは俯いて首を横に振った
誠也「…優馬、Aに会いたがってるよ、ずっと」
A「会いたくないんじゃないです…会えないんです…」
Aはこれ以上優馬君を傷つけるのを怖がってる
未だにあの時のトラウマは残ってることを再確認した瞬間やった
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作者名：柚月
| 作成日時：2019年6月8日 23時
