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episode2 ページ2

ピロリロリロリン♪



5月のある日、夜9時すぎのこと。

有名なトークアプリの通知音が鳴った。

友達だと思い、画面を開く。



天太『追加してなかったから追加しましたー
よろしく!』



そう送ってきたのは天太だった。

どうやら、クラスのグループから追加したようだ。



私『天太…だよね笑
よろしく(*´ー`*)』



内心驚きながらも、返信をした。



そこから、何日かお互いの部活の話などをして

トークは途切れた。




***




それから一週間後。

今日から2日間、中間テストだ。



テストは出席番号順の席で受けるので、

私は朝の時間を使って、

前の席の愛華とテスト勉強をしていた。



愛華「問題!1929年、ニューヨークで株価が
大暴落し、急速に景気が悪くなった。
その影響は世界中に広まり、何と呼ばれる
世界的な不景気となったでしょうか?」



私/天太「世界恐慌!!!!」



私が答えると同時に、天太が声を重ねてきた。

私と愛華は思わず天太の方を見た。



天太「なんか問題出してよ。」



そう言うと、なんでもこい!といった感じで

答える体勢に入った。



愛華「わかった。大統領のローズベルトは……」



こうして、愛華と私と天太の3人で

テスト勉強が始まった。

これは後も恒例となっていたのであった。




***




6月の第3日曜日。

朝に弱い私が起きたのは10時すぎ。



起き上がって少しだけスマホゲームをしたあと、

私は、はっと思い出す。



今日って天太の誕生日じゃん!



トークアプリを開くと、

『今日は天太の誕生日です。
お祝いのメッセージ※を送りましょう。』

と、通知が確かに来ていた。



※このアプリでは誕生日の友だちにみんなが見れる
メッセージを送ることができる。



誕生日カードの画面にとぶと、

数人からお祝いのメッセージが送られていた。



私も送ろうか、と思ったけど

なんか恥ずかしくて個人チャットで

送ることにした。



私『誕生日おめでとう!!』



返信はその日の夜にきた。



天太『ありがとー!
これからもよろ!』



そのあとも少しトークをして、

その日は眠りに着いた。

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設定タグ:恋愛 , 中学生 , 片想い   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:冷文 | 作成日時:2018年10月21日 21時

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