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ピロリロリロリン♪
5月のある日、夜9時すぎのこと。
有名なトークアプリの通知音が鳴った。
友達だと思い、画面を開く。
天太『追加してなかったから追加しましたー
よろしく!』
そう送ってきたのは天太だった。
どうやら、クラスのグループから追加したようだ。
私『天太…だよね笑
よろしく(*´ー`*)』
内心驚きながらも、返信をした。
そこから、何日かお互いの部活の話などをして
トークは途切れた。
***
それから一週間後。
今日から2日間、中間テストだ。
テストは出席番号順の席で受けるので、
私は朝の時間を使って、
前の席の愛華とテスト勉強をしていた。
愛華「問題!1929年、ニューヨークで株価が
大暴落し、急速に景気が悪くなった。
その影響は世界中に広まり、何と呼ばれる
世界的な不景気となったでしょうか?」
私/天太「世界恐慌!!!!」
私が答えると同時に、天太が声を重ねてきた。
私と愛華は思わず天太の方を見た。
天太「なんか問題出してよ。」
そう言うと、なんでもこい!といった感じで
答える体勢に入った。
愛華「わかった。大統領のローズベルトは……」
こうして、愛華と私と天太の3人で
テスト勉強が始まった。
これは後も恒例となっていたのであった。
***
6月の第3日曜日。
朝に弱い私が起きたのは10時すぎ。
起き上がって少しだけスマホゲームをしたあと、
私は、はっと思い出す。
今日って天太の誕生日じゃん!
トークアプリを開くと、
『今日は天太の誕生日です。
お祝いのメッセージ※を送りましょう。』
と、通知が確かに来ていた。
※このアプリでは誕生日の友だちにみんなが見れる
メッセージを送ることができる。
誕生日カードの画面にとぶと、
数人からお祝いのメッセージが送られていた。
私も送ろうか、と思ったけど
なんか恥ずかしくて個人チャットで
送ることにした。
私『誕生日おめでとう!!』
返信はその日の夜にきた。
天太『ありがとー!
これからもよろ!』
そのあとも少しトークをして、
その日は眠りに着いた。
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作者名:冷文 | 作成日時:2018年10月21日 21時