蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ9)

今日:17 hit、昨日:2 hit、合計:98,615 hit

挑む春松竹 7 ページ9

side 神山智洋

休憩も終わり午後の練習が始まった

A「だから斗亜違うって、音止めて」

斗亜「すいません…」

A「琥太郎も風雅も下向きすぎ顔上げて」

琥太郎「はい」

Game of Loveの練習

Aのあまりの真剣さに誰もが息を飲んでいた

今日振りを覚えた始めたりとかんが集中的に指導されている

確かに今日からというハンデがあるし何より歴の差もある

でもそんなことで言い訳をしていても一向に他の2グループに張り合えることは出来ない

それを誰よりもりとかん自身が分かっているからこそ歯を食いしばって立ち向かっていた

Aだって無茶なことをしてることぐらい分かってる

でもりとかんは出来ると信じてるからこそキツく言う

りとかんに希望を持っていたから

Aは風雅斗亜西村にそれぞれソロパートを与えた

総勢18人で踊るため、なにわとAぇの中でもソロパートを貰えてない子がいる中でそういう行動をとったからこそ、りとかんへの期待値が高いのははっきりと見て取れた

大倉「なるほどね……」

本当は来る予定ではなかったらしいがAの直前の大改革がどうしても見たくなって無理矢理午後から来てくれたそうで

腕を組みながらGame of Loveの大編成を興味津々に見つめていた

「西村さ、そこ前出てくる時にもうちょっとこう頭をさ、」

俺も見てるだけではアカンから、やりながらレクチャーする

拓哉「ありがとうございます」

A「恭平立ち位置戻るの遅い

時間足らん？間に合わん？」

恭平「いや、いける」

A「じゃあもうちょっと早くして」

恭平「はい」

大倉「なかなかの完成度ちゃう？」

「それに明日の本番まで結構伸びしろありそうですよ」

大倉「他の曲は？これも色々変えたんやろ？」

「大橋のアカペラ付け足されたみたいですよ」

大倉「へぇ…」