蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ35)

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それぞれの良さ 2 ページ35

何故、ダンスの稽古よりも先にお仕事の報告をしたのか

それは恭平のお仕事の話を聞いて益々表情が変化していってる流星のことを考えて

今にも泣きそうな流星を察して話を続ける

「あと一つ報告があります

みっちー、この前大阪で万博の開催が決まったの知ってる？」

駿佑「あ、ニュースで見た！」

「そう、それでなにわ男子が大阪万博スペシャルアンバサダーに就任することになりました」

大吾「何かよう分からんけど凄いのだけはわかる」

「主に大阪万博を広めることや、大阪万博に向けて大阪の魅力を発信したり、大阪を盛り上げていったり等が活動です」

丈「え、凄すぎん？笑

俺らもしかしてデビューしてた？笑」

大吾「安心して、デビューはしてない。笑」

「それに向けて、流星」

流星「…ぇ？」

「流星をなにわ男子の大阪万博スペシャルアンバサダーの代表として動いてもらうことにしました」

流星「…どういうこと？」

「アンバサダーの仕事はイベントに参加したり、万博を宣伝したりっていう仕事だけじゃなくて、会議にも参加しないといけなくて」

駿佑「会議？」

「大阪万博をなにわ男子として…アンバサダーとして、どういう立ち位置で後押ししていくのか、どんな大阪万博にしたいのか、なにわ男子として、アイドルとして出来ることは何なのか

それを伝える会議」

大吾「大にっちゃん、大役やな。笑」

流星は目を見開いたような姿でこちらを見つめていた

流星「…僕が？…大ちゃんとかの方が、」

「私は流星が良いと思った

この前のクリコンや春松竹でグッズを考えてくれた時、誰よりも買ってくれるファンの方の目線に立って使いやすくて欲しくなる様な物を作ってくれた

それになにわ男子として年齢も歴も真ん中ら辺やからこそ、どっちもの意見や気持ちを汲んでくれるって

流星じゃないとダメやって思ったから…」

こんなにも強く語りかけたのにはちゃんと意味があった

きっと流星にそのメッセージが届いてることを願う