頑張る 3 ページ17
「…何でSnowManにばかりこだわるんですか……関西も見てください…関西にもチャンスください…」
SnowManに負けない所だってあるのに
滝沢「まだなにわには早い」
「どういう部分がですか？何でライブも見てないのに分かるんですか…」
上司であり社長である立場の人にこんなに歯向かうのはおかしいことぐらい分かってる
でもこのまま自分の気持ちを押し込めて従い続けることは出来なかった
関西Jrの努力を水の泡にだけはしたくなかった
せっかく大倉君や横山君を筆頭に数々の先輩方もプッシュしていただいてやっと日の目を浴び出したというのに、それを買ってくれない社長の対応には流石に納得できなかった
ファンの人だって沢山増えた
この前のコンサートだって、東京JrのLIVEの比ではないほどの倍率だった
滝沢「まだ未熟だってこと
それにSnowManって決定した訳じゃない、だからまだチャンスはあるから」
そう言って足早に事務所を出て行った
「…チャンスなんて」
一向に関西に出向いてくれないから、チャンスなんてあるようでないようなもの
もうこれは本格的に自分で動くしかないと思った
長くの間この世界に居続けていた滝沢君とは違って人脈もほとんどない中で裏方に着いた自分のために、早くから横山君や大倉君が色々なプロデューサーさん等のメディア関係の方を紹介してくれて少しずつ人脈を増やしていった
トラブルの対処を早急に終わらせて、東京で関西Jrの仕事を見つけようと決断した
全ては関西Jrにデビューの切符を与えるために＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：柚月
| 作成日時：2020年2月14日 22時
