蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ15)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:98,607 hit

頑張るページ15

side 藤原丈一郎

初日の公演終わり、Aからのお叱りの後になにわ男子全員でちゃんと腹を割って話し合った

夜まで掛かったけどメンバーそれぞれの想いを聞いて、それぞれの役割を再確認していた

出た結論が正解なのかは分からんけど、とりあえず挑んでみるしかない

強めた絆を勇気に変えて春松竹2日目を迎えた

入り時間の1時間前にちびジュとなにわ男子で集まってダンスの練習

流石にあれだけ怒られたのもあって各自練習してきたようで、昨日よりかは上手になってた

恭平「ちゃうちゃう、そこのフリはこうやって…」

年下組も関係なく指導してくれて、昨日よりも良いパフォーマンスになれそう

マネージャー「藤原」

「あ、はい」

突然呼ばれてマネージャーの元へ行く

「どうしました？」

マネージャー「Aから電話」

マネージャーが片手に持っていたスマホを俺に渡してきた

何か嫌な予感はした

そもそも入り時間よりも誰よりも早くやってくるAがいくら1時間前とはいえ来てないのもおかしかったし、こうやってマネージャーさん経由でAから電話なんて初めてで

「もしもし？」

恐る恐る電話を受け取れば、何やらザワザワと騒がしい音が聞こえる

A『すみません…ほんまに急なんですけど別の仕事で東京に行かないといけなくなっちゃって今新大阪なんです

今日は大倉君が、明日はジャニーさんと横山君がいるし進藤さんはずっとそっちにいるので何かあればその方々に聞いてください』

「え、待って、明日も無理なん？」

A『…千秋楽で成長した関西Jr見れるの楽しみにしてます…昨日、夜中まで話し合ったって進藤さんから聞きました

なにわ男子なら絶対大丈夫…すみません、もう新幹線来たんで失礼します』

「Aも無理したらあかんで…」

A『…丈君、』

「…体壊したらなにわ男子全員で説教するからな？覚悟しとけよ？」

A『はい、気をつけます。笑

では、』

「…うん。じゃあ、」

関西Jrの担当なのにことある事に東京に呼び出されてはげっそりした顔で帰ってくるA

それとは反対にジャニーズJr専用の事務局の社長となった滝沢君は1度も俺らの舞台を見に来ようとはしてくれない

この時から密かにモヤモヤした気持ちがあった