新しい生活 6 ページ29
side 大橋和也
今度、少クラで大吾のソロ曲のバックを丈君と2人ですることになってて
ドラマで忙しい大吾と時間を合わせられるのは今しかないと思って、まいジャニ収録の合間の今、わざわざ楽屋にきた…けど、
ドアをノックしようとした瞬間、電話越しの廉の声が俺と丈君の耳に伝わった
廉『俺、A見た瞬間に追いかけようと…でも紫耀や岸くんにとめられて結局どこに行ったかわからんくて』
思わず丈君のノックしようとする手が止まった
丈君は完全に頭が真っ白かのようにフリーズしてて
「丈君…？」
丈「…今取り込んでそうやから後にしよ」
そう言って楽屋から立ち去ろうとする
「待って…っ、いいの？」
丈「…何が」
「気にならんの？だって廉が会ったってことはAは今東京に…、」
丈「知ってる分かってる…
気になるし会いたいし話したいし…
……ちょっと今頭こんがらがってるからごめん
今は1人にさせて…」
丈君はAに会いたい
でもAはきっとその逆
ずっと会いたくてたまらん相手と会えるチャンスがあるかもしれない
1年間思い続けた相手が
でも、それは、再会することは幸せなのか
丈君の中で色々とその感情のズレに葛藤してるんやと思う
丈君はこの春大学を卒業した
それまでずっと就職して退所すべきか、ジャニーズを続けるか悩んでた
それでも選択したのは、アイドルでいたかったからだけでなく、ファンの方を裏切りたくないからだけでなく、Aの意志を受け継ぎたかったから
ここで諦めればきっとAも自分のせいだと責めるかもしれへん
そんなことを考えてたんやと思う
丈君は俺らに「人生最大の賭けをする」と宣言した
俺達はある意味ギャンブラー
デビューする確率はほんまに少ない
このままジャニーズにいた所で一生Jr止まりかもしれへん
でも丈君は就職という安定した道を切った
挑むことにした
だからこそ、Aの出現は混乱する要素になった
再会すればきっとまた愛が溢れて忘れられへんくなって、アイドルの道を切るかもしれへん
走っていった丈君の背中を見守ることしか出来へんかった
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高級茶漬け(プロフ) - いやー、めちゃくちゃ面白いです！！こんな面白い話をありがとうございます。 (2019年5月17日 15時) (
レス) id: 057176eb20 (このIDを非表示/違反報告)
Ageha♪(プロフ) - 柚月さん» いえいえ！ このお話、1から全て何回も読ませていただいてます。 とっても面白いです！ 更新頑張ってください！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: 014e4a24d3 (このIDを非表示/違反報告)
柚月(プロフ) - Ageha♪さん» ご指摘ありがとうございます……！完全に私のミスです(TT)教えていただきありがとうございました！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 8176cb05d7 (このIDを非表示/違反報告)
Ageha♪(プロフ) - 確認4の「平野と岸」が「永瀬と岸」に… 一個目のほうです。 わたしのミスだったらすみません！ (2019年4月27日 19時) (レス) id: f4cad78e91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚月
| 作成日時：2019年3月13日 22時
