Jr祭り ページ11
ついに来てしまったこの日
朝から慌ただしく動くスタッフさんを横目に、関東Jrの大部屋楽屋にて、ジュリーさんと私、美少年、数人のスタッフさんで明日のアメリカ武者修行におけるスケジュールなどの最終確認を行っていた
スタッフ「明日の飛行機にはちゃんと間に合うように集合すること。スケジュール通りにいかないと思うから臨機応変に対応できるように、」
大昇「楽しみだね、」
「遅刻したらあかんで」
大昇「俺大丈夫よ」
そう言ってるやつが一番不安やったりする
最終確認も終えて楽屋を出れば、関東関西関係なくグループの垣根を越えて交流する姿がちらほら伺えた
関西Jrの大部屋に行けばどこからともなくアイランドTVの撮影をしていて
映らないように端の方にあるパイプ椅子に腰掛けて彼らを見ていれば、康二君も撮影してる中にいたことに気付いた
ずっと切磋琢磨してきたライバルであり仲間でもある関西Jrは康二君にとって大切な存在で、だからこそこうしてデビュー発表直前にも関わらず会いに来てくれたんやと思う
そうは分かってても複雑な気持ちになってしまうのは彼自身のせいでは決してなくて、
スタッフ「すみません、金村副社長。滝沢社長が呼んでるので舞台裏に来てもらってもいいですか？」
「…私、ですか」
行きますという言葉はすぐに出なかったのは、社長自身が複雑な感情を生み出した本人であるから
スタッフ「そうです、早急にということで急ぎめでお願いしたくて、」
大倉「おっけい。俺も行くから」
「大倉君？！」
大吾「お疲れ様です！」
大吾君の挨拶を皮切りに関西Jr全員が一斉に立ち上がり挨拶し始める
大倉「金村連れてったらええんやろ？一緒に行くから
ほら、行くぞ」
「…はい、」
大倉君の言葉を拒否する義理はないから、言われるがままに大倉君の後をついていく
「…あの、やっぱり私一人で行きます、」
大倉「なんで？」
「昨日勝手に帰ったのも事実で多分怒られると思うので…それに大倉君は関係のないことで、」
大倉「関係ないことない」
「え？」
舞台裏に着けば、スタッフさん数名に囲まれた社長の姿
滝沢「大倉…？」
大倉君の突然の登場に少し困惑したような表情を見せた
「…用件とはなんでしょう」
そう言えば社長は周囲のスタッフに目配せして、彼らはどこかへ行ってしまい3人になる
滝沢「ライブ後のデビュー発表会見のマスコミ対応、誘導とかお願いしたいんだけど」
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仁海(プロフ) - 久しぶりの更新楽しみにしてました！早く続きが楽しみです。 (2022年8月1日 18時) (
レス) id: d86cd8bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - やっとこのお話の世界線で丈くんがみんなと同じ土俵に立って、恋をできそうですね。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: 26e7d360ec (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 今まで占ツクで読んできた中で一番大好きなお話です！既に3回ほど読み返してます笑これからも更新待ってます！ (2020年8月30日 0時) (レス) id: 20091d926e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚月
| 作成日時：2020年7月30日 22時
