Jr祭り 3 ページ13
小瀧君を軽くあしらいながら大倉君を目で追えば、楽屋を出て見学に来た他のデビュー組の先輩方と話してた
望「なに、大倉君のこと好きなん？」
「そんなんじゃないです、仕事があるのでじゃあ、」
談笑し終わった大倉くんに話しかけようとするも、そのままどこかへ行ってしまったため、進藤さんに電話してパソコンで黙々と作業する
丈「大丈夫そ？」
隣に座ってきた彼は顔色を伺うようにしてそう聞いてきた
丈「さっき、凄い勢いで大倉君と出て行ったかと思えば深刻そうな顔で大倉君と帰ってくるし」
「大丈夫です…って言っても信用してもらえないですよね、｣
実際、大丈夫ではないし
丈「何があったん？」
「…すみません、」
丈君に何も言えず、逃げるように楽屋を出た
丈君を見て、なにわ男子を見て、十分に期待できる彼らのデビューを果たして叶えられるのか、不安が襲った
大倉君のことやから突発的なものではないって分かってはいても、相手は事務所の副社長でありジャニーズJrを管轄するトップであることに間違いはない
私が社長の言うことに従わず反抗したから、なにわ男子がデビューできないなんてことが起きてしまったら
そんな嫌な予感に恐怖が顔を出した
大倉「金村」
「はい、」
スタッフさん数人を引き連れて戻ってきた大倉くん
思わず立ち上がって見れば、スタッフさんでも立場が上な人ばかりで何か起こるかもしれない予感が直ぐに起こる
大倉「ちょっと、」
大倉君はそのスタッフさんらによろしくお願いします、とだけ伝えて私と人気のないところに2人で向かって行った
「今度は何でしょう…？」
大倉「これ、」
渡された追加資料の紙1枚
そこには、『追加発表 なにわ男子全国ツアー、Aぇ!group単独コンサート』の表記があった
「ここで発表するんですか？」
大倉「時期的にも妥当やと思う。少年たちの千秋楽でって思ってたけど、今日すべきなんちゃうかなって。ファンのためにも」
この追加発表は、ファンの気持ちを考えた大倉君なりの計画とみれた
「…そうですね」
大倉「金村がいいならスタッフさんに確定で伝えるわ。Aぇとなにわには金村の口から伝えてきて」
「…はい」
今の思いも含めて、きちんと話さないといけないと思った_____
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仁海(プロフ) - 久しぶりの更新楽しみにしてました！早く続きが楽しみです。 (2022年8月1日 18時) (
レス) id: d86cd8bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - やっとこのお話の世界線で丈くんがみんなと同じ土俵に立って、恋をできそうですね。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: 26e7d360ec (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 今まで占ツクで読んできた中で一番大好きなお話です！既に3回ほど読み返してます笑これからも更新待ってます！ (2020年8月30日 0時) (レス) id: 20091d926e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚月
| 作成日時：2020年7月30日 22時
