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story9 ページ9

龍斗「落ち着いた?」





A『…うん、ありがと』







あの後泣き続けていたAをずっと抱きしめてた




ようやく落ち着いたみたいだった



龍斗「よかった」






A『迷惑かけちゃってごめんね。』









龍斗「全然いいよ。それでAの気が楽になるならお安い御用かな」









A『本当に龍斗くんって優しいね。』





優しい?






俺が?








龍斗「…優しくなんてないよ」









心の奥底ではいつでも



彼奴から貴方を奪ってやりたいって考えてる




そんな俺が優しいはずがない





A『私からしたら龍斗くんはとっても優しいよ!』



そんな事簡単に言わないで欲しい




貴方にとっては何気ない一言かもしれないけど




俺にとっては少しでも脈あるんじゃないかって



勘違いしてしまいそうになる言葉だ





龍斗「そんな事ないから笑」






そう言って貴方の唇に指を押し付けながら




龍斗「Aって本当に無防備だね、あんまり惑わすような事言ったら駄目だよ?」




そう呟いた時




A『…え』




貴方の頬は紅く染まっていた









これは期待してもいいの??

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作者名:みぃれん | 作成日時:2019年6月9日 1時

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