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story4 ページ4
それは秋に差し掛かった雨の日だった
テスト終わり寄り道せずに真っ直ぐ自宅に向かっていた俺
家が見える所まで来た時
家の前に誰かが座り込んで居るのが見えた
初めは誰だか分からず警戒したが
近付くに連れて誰だか分かってきた
白い肌、茶色がかったセミロングの髪、
愛しい貴方だった
俺は雨なんて気にせず思い切り走った
龍斗 「…A」
A『龍斗くん、おかえりなさい』
龍斗「いやこんな所で何してるの、風邪引くよ」
そう言って貴方の前にしゃがみこんだ
A『…えへへ、なんか龍斗くんに会いたくなっちゃった』
そう呟いた貴方の瞳は潤んでいて
助けて
そう言ってるみたいに見えた
気がついたら俺は貴方を抱き締めていた
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作者名：みぃれん | 作成日時：2019年6月9日 1時
