検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:29,471 hit

酔いどれ使用人 ー女性側ー ページ28

.

「「「かんぱーい!」」」


乾杯の合図と共にあたし達が女子会(?)を行って早2時間。


『カオスやなぁ……』


いやいやいやいや、ちょーっとカオス過ぎやしないか??


まずなんで小春は酒を呑んでるんだよ。


『ちょっ…小春さーん…?』


小春「えへぇ?なんれすかぁ〜?」


『……あ、アリサぁ…』


アリサ「どうしようもないねこれ」


mega「ちょっとぉ〜!まだまだ夜は長いんだから、たんと呑んでよ〜!」


『こ、こいろちゃんはもう寝ようか…』


こいろ「んん〜…いろねむい…」


アリサ「よし!私送ってくから!A!あと頼んだわ!()」


『えっ、あっ、ちょい!』


アリサには逃げられるし…てかあいつ一滴も呑んでないだろ絶対……


しかも小春は完璧に出来上がってるし!!


『んん?』


こいろちゃんとmegaちゃんにずっと目がいってたけどまだメイドさんいるんだぁ……(今更)


『あ、あの、こんばんは…?』


?「…あぁ、こんばんは。いつ声を掛けてくれるのか心配していました」


真っ黒なくせっ毛を揺らしこちらを見る真っ赤な瞳。


男性に勘違いされるのではないかという程整った顔立ちをしている彼女の声は若々しく可愛らしかった。


『あ……えと、ご存知だとは思いますが、あたし我々国の……』


?「小坂部Aさん、ですよね。ふふっ」


『な、名前まで知ってましたか…!?』


?「えぇ、megaから基本的には。…あぁ、申し遅れました。私"九血鬼"と申します。堅苦しいので、九ちゃん、とでも呼んでください。…あぁ、敬語も外して構いませんよ」


酒を呑んでいないのかはっきりとした喋りに安堵し、


『あ、そう…?えっと、じゃあよろしく、九ちゃん…?』


恐る恐る彼女の名を呼ぶと、心底嬉しそうに彼女は微笑んだ。

酔いどれ使用人→←淡い夢 ー軽く鬱ー[gr]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 青色さん» 青色さん初めまして!お読みいただきありがとうございます…!青色さんの応援を糧に更新頑張ります…! (2017年8月19日 17時) (レス) id: 875c609fe1 (このIDを非表示/違反報告)
青色(プロフ) - どうもはじめまして!小説読ませてもらいました、とても面白い内容で楽しく読んでいます。更新頑張ってください(*´ω`*) (2017年8月19日 10時) (レス) id: ebc2e5e0a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年8月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。