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第37話✦遭遇 ページ45

ルーク先生の件もあり私は少し人と距離を置くようにした。

『(…近々死にかける…)』

もう既に1回死にかけてるんだよな…

それにレインまで死にかけるってどういうこと…?

『…考えてても仕方ないな。』

それに、距離を置きすぎると逆に心配されちゃうし…!

よしっ!と決意を固めるとどこからか私の名前を呼ぶ声がした。

「こんにちは。A・セシル。久しぶりね。」

にっこりと笑顔でそう言う目の前の女子生徒を私は知らない。

優しいような裏があるような、そんな声で名前を呼ぶ彼女はなんだかルーク先生と似たような気持ち悪さを感じた。

『あ、え。こんにちは…?私たちどこかで会ってましたっけ……?』

とりあえずそう聞くと、彼女はこう名乗った。

「あら、覚えてないのね。仕方ないわ、貴方寝てたし。あたしはミア・フォレス・ダリア。イーストン魔法学校の高等部2年。」

…フォレス・ダリア家…

私は一瞬で背筋が凍った。

何かが心の中で結びついて繋がった。


ダリアの紋章、前に会った時は私は寝ていた、フォレス・ダリア家の人間。

ただの憶測に過ぎないが、彼女が前に魘された悪夢の原因……?

「どうしたの?急に固まって。」

そう彼女が腕をつかもうとする。

『ぁ……』

怖くて身体が固まってしまった。

彼女が何を考えているのか分からない…人に悪夢を見せてどうする?

どうしようどうしようどうしよう……

頭が回らない…

そう思った矢先、聞き覚えのある優しい声と少し威圧感のある声が聞こえ、後ろから少し引っ張られる。

「こんにちは。ミア」

うちの可愛い後輩に何してるの?とフィオ先輩がニコリと笑う。

「大丈夫か、A。」

とレインが私の腕をぎゅっと握る。

「あらあら。フォレス家当主候補のフィオーリじゃない。あたしはただこの子とお話してただけよ?」

そう言うミアさん。

「あぁ。そう。中等部の生徒はもう寮に戻る時間だからお喋りはこれくらいにしてもらえるかな?」

バチバチと火花がたちそうなほど睨み合う2人。

……仲が悪いのだろうか?

それよりも少しホッとした。2人が来てくれなければパニックで気絶してたのでは…!?と言うほど焦った。

そんなことを考えているとミアさんが少し口を開く

「…そう。じゃあまた機会があればお話しましょ。」

さっきの笑顔はどこへやら、冷たい雰囲気を纏ってどこかへ行ってしまった。

『……ありがとう…フィオ先輩。レイン。』

それだけ伝えてみんなで寮に戻った。

第38話✦先輩の事情→←第36話✦懐かしのルーク先生



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うえ - 私、基本オリキャラ苦手なのですが、なぜかこのお話だけは大丈夫でした..!!すごくすきです!応援してます!! (2月12日 22時) (レス) @page42 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
エンジニア - すごく好きです。応援しています (2月3日 9時) (レス) @page8 id: 94c56dfe9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ドハマりいたしました、ありがとうございますm(_ _)m。最近マッシュル見始めて見終わったとこなので最高です✨✨本当に大好きです✨続きとても楽しみに待ってます!!イベント参加ありがとうございました🙇‍♀ (8月5日 12時) (レス) @page37 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 了解です (8月4日 20時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
霙。(プロフ) - ユキラさん» コメントありがとうございます!大丈夫です。出る時にめちゃくちゃ出ます。 (7月27日 22時) (レス) id: 592ea7c460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://lit.link/p0y0z0  
作成日時:2023年6月20日 21時

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