第27話✦不意打ち ページ32
〈残り時間30分〉
今獲得しているポイントは62ポイント…
思ったよりも集まったな……
紫が7個、青が10個、黄が5個…
まぁ、大体こんなもんで大丈夫でしょ……
『……走り回ったからちょっと疲れた…』
…とりあえず、スタート地点の方へ狩り残しがないか戻ってみよう…
そう思いながら歩き始めると後ろから炎の矢のようなものが飛んできた。
『な……っ』
間一髪で避けたが、右肩を負傷してしまった。
｢よっしゃ〜3本線ちゃんに当たった〜｣
｢はっこんなもんで喜んでんじゃねーよ｣
｢え〜だってぇ…｣
後ろを振り向くと男子生徒と女子生徒が1人ずついた。
なにこいつら…何が目的…？
私のポイント？それともただの戦闘狂？
とりあえず右肩の止血が先……
アイシクル…
アイシクルで傷を凍らせる。
｢うわ、氷も使えるの〜？この人…｣
｢どーやら、五感を操るだけじゃないみたいだな。｣
『……君たち。だれ？』
そう話しかけると、
｢君に名乗るほどの名前は無いよ。｣
と男子生徒がそう言った。
｢俺らはただ、お前が手に入れたポイントが欲しいだけ。｣
と女子生徒がそう言った。
この2人……もしやしなくてもアドラの人じゃ……
『……ポイント…ね…』
残念だけど、私はこのポイントを渡すつもりは無い。
だって銀貨がほしいんだもん……
まぁ、相手も同じ理由だろうけど……
『(…ここは逃げた方がいいかな…怪我してるし…)』
先程止血した右肩をチラッと見てみる。
血は止まったが正直痛い。
それに、相手は2人。
1人ならまぁ、いけただろうが負傷もしており、尚且つ2人。
『…………。』
仕方ない…そう思い後ずさった瞬間だった。
バサバサと音を立て彼らの後ろから赤い眼をした狼がいた。
『っ……！？』
驚きで1歩後ろに下がる。
｢なっ……こいつ！！｣
｢赤の狼……！？｣
相手も驚いているようですぐにこちらへとやってきた。
｢さすがにぼくでもこいつは無理だよ？ニーナ。｣
そう男子生徒が言う。
｢んなのわーってるよ。セレン。｣
そう女子生徒が言う。
『……。どうしたものかな…』
そうボソリと私は呟いた。
こいつらに手伝ってもらえばまぁ、行けるだろうな。
でも、その後がめんどくさい。
協力した代わりに紫の石よこせとか言われたらたまったもんじゃない。
そう考えていると狼が女子生徒を今にも襲おうとしている。
｢……っっ！！｣
｢ニーナ！｣
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うえ - 私、基本オリキャラ苦手なのですが、なぜかこのお話だけは大丈夫でした..！！すごくすきです！応援してます！！ (2月12日 22時) (
レス) @page42 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
エンジニア - すごく好きです。応援しています (2月3日 9時) (レス) @page8 id: 94c56dfe9c (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - ドハマりいたしました、ありがとうございますm(_ _)m。最近マッシュル見始めて見終わったとこなので最高です✨✨本当に大好きです✨続きとても楽しみに待ってます！！イベント参加ありがとうございました🙇♀ (8月5日 12時) (レス) @page37 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 了解です (8月4日 20時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
霙。(プロフ) - ユキラさん» コメントありがとうございます！大丈夫です。出る時にめちゃくちゃ出ます。 (7月27日 22時) (レス) id: 592ea7c460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作者ホームページ：https://lit.link/p0y0z0
作成日時：2023年6月20日 21時
