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第22話✦周りの目 ページ26

色々あったが、とりあえず教室にたどり着けた。

ノアくんも一緒だ。

「セシル。今日は遅かったな。」

隣の席のエイムズくんにそう言われる

『ちょっとトラブルが起きちゃって…』

「そうか。」

相変わらず素っ気ない挨拶で話が終わる。
そんなこんなでHRが終わり、一限の準備をし始めた。

一限は、飛行術の授業である。

箒と杖だけ用意してグラウンドに出る。



『(そういえば、何か忘れているような……)』


ハッッッッッッッ!!!

思い出した。エイムズくんにハンカチを返さなくては…!!

確か、カバンに入れてそのままだ。

今はグラウンドだし…無理かな…

覚えとかなきゃ……


「では、箒を浮かすところからはじめましょう。」


「飛べ!!!」

「飛べっ!」

みんながそう箒を浮かせている中、私はハンカチを返すことで頭がいっぱいになっていた。

何も考えずにずっと箒を浮かして落としてを繰り返している。

「…A・セシルさん?」

「(飛べという呪文も言わずにあんなに浮かしたり落としたりできるなんて…さすが3本線…)」

先生がそんなことを思っているのも知らずに…

ずっと箒を浮かしたり落としたり…


そんな中、


「…うぅ…上手く浮かせられない…」

1人の女の子がそう悩んでいた。

「そんなことも出来ないのかよ〜」

周りからからわれている。

どうしてだろう、脳死で魔法を使っていたはずなのにそこにだけ目に止まった。

スタスタとその女の子のところに行って

『もうちょっと箒をふんわり浮かせてみるイメージでやってみたらどうかな?』

とアドバイスしてみる。

「…ひっ……3本線の……」

「(怖い……魔法使えないから目をつけられたのかな…この後下僕になれとかいわないよね……?)」

善意は悪意に見られていることも知らずにアドバイスを続ける私。

『…手に持たなくてもいいから一旦浮かせてみようか!』

にこにこそう言ってみる。

「ご、ごめんなさいぃぃぃぃ!!」





『……逃げられてしまった…………』


そんなに怖いだろうか?

エイムズくんよりかは怖くないと思うのだが…

いや、エイムズくんに失礼か。

第23話✦やっと返せたうさちゃんハンカチ→←お知らせ (追記あり)



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うえ - 私、基本オリキャラ苦手なのですが、なぜかこのお話だけは大丈夫でした..!!すごくすきです!応援してます!! (2月12日 22時) (レス) @page42 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
エンジニア - すごく好きです。応援しています (2月3日 9時) (レス) @page8 id: 94c56dfe9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ドハマりいたしました、ありがとうございますm(_ _)m。最近マッシュル見始めて見終わったとこなので最高です✨✨本当に大好きです✨続きとても楽しみに待ってます!!イベント参加ありがとうございました🙇‍♀ (8月5日 12時) (レス) @page37 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 了解です (8月4日 20時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
霙。(プロフ) - ユキラさん» コメントありがとうございます!大丈夫です。出る時にめちゃくちゃ出ます。 (7月27日 22時) (レス) id: 592ea7c460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://lit.link/p0y0z0  
作成日時:2023年6月20日 21時

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