第9話✦実技 ページ12
２回目の実技では、基礎魔法の確認、基礎魔法の応用、そして迷路攻略である。
基礎魔法やその応用はだいたい出来たが…
迷路攻略はと言うと……
━━━━━━━━━━━━━━━
実技試験 迷路攻略＿＿＿
「また会ったな。セシル。」
『あ、エイムズくん。』
迷路に入ってすぐにエイムズくんに話しかけられた。
「お前はなんというか、自信がなさげでなんだか謙虚だな。」
眉間に皺を寄せそう言う。
そうだろうか……この体に産まれてからは前よりも明るくなったと自負していたのだが……
『そ、そうかな…えへへ。』
少しぎこちなく笑う。
エイムズくんは眉間に皺を寄せじっとこちらを見ている。
少し気まずくなり、口を開いた。
『あの、時間なくなっちゃうから進もうか。』
「……あぁ。」
素っ気なくそう言われ、スタスタと共に歩き始めた。
ついてくるのか……少しこの人怖いんだよなぁ……
そう思いつつ2人で迷路を進んだ。
少し進むと、エイムズくんが口を開いた。
「…俺が見てきた複数本の痣の魔法士は皆、傲慢で振る舞いに自信のあるやつばかりだった。」
続けて口を開くエイムズくんの方を向くとさっきよりも眉間に皺を寄せて話し始めた。
「〔自分は2本線で強いんだ。〕」
「〔お前らとは違う。〕」
「そんなことばかり言うやつばかりだったのに対して…」
エイムズくんは少し口を止めるとすると私に指を向けてこう問いた。
「セシル。お前はそいつらより1本、痣が多いのにどうしてそんなにも謙虚なんだ？」
高圧的な彼の瞳に私が映る。
『確かにそうかも。でも、私程度が胸を張って歩いたって強いひとは強いんだろうし、魔法の使い方が上手い人は沢山いると思う。』
なんでだろう。高圧的で怖いはずなのに、何故かこれだけは胸を張ってこの人に言える。
『人の価値は魔法だけとは限らないんじゃないかな。私こう見えて魔力量と知ってる魔法の扱い以外はてんでダメだよ。私はただ偶然にも3本線に産まれてきただけ。』
それだけなんだよ。と問いに笑顔で返した。
「……そうか。」
少し不服そうにそうエイムズくんは言った。
『…ほら。時間なくなっちゃうよ。』
そして歩き始めると…
「おい！！そこのお前ら！！！」
誰かが話しかけてきた。
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うえ - 私、基本オリキャラ苦手なのですが、なぜかこのお話だけは大丈夫でした..！！すごくすきです！応援してます！！ (2月12日 22時) (
レス) @page42 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
エンジニア - すごく好きです。応援しています (2月3日 9時) (レス) @page8 id: 94c56dfe9c (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - ドハマりいたしました、ありがとうございますm(_ _)m。最近マッシュル見始めて見終わったとこなので最高です✨✨本当に大好きです✨続きとても楽しみに待ってます！！イベント参加ありがとうございました🙇♀ (8月5日 12時) (レス) @page37 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキラ - 了解です (8月4日 20時) (レス) id: 2a204edd5e (このIDを非表示/違反報告)
霙。(プロフ) - ユキラさん» コメントありがとうございます！大丈夫です。出る時にめちゃくちゃ出ます。 (7月27日 22時) (レス) id: 592ea7c460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作者ホームページ：https://lit.link/p0y0z0
作成日時：2023年6月20日 21時
