11話 ページ15
ソワソワしたままご飯が終わり風呂へ入ってそろそろ寝るかと寝室へ向かう途中、階段を登った先に勝己が立っていた。
「……そこどいてくんないと部屋入れねんだけど」
僕の部屋のドアにもたれ掛かるようにして立っているせいで僕は部屋へ入れなくなってしまった。
勝己は何も言わずにポケットから1つ何かを取り出して僕の頬をガッ、とつかむ。
いや、痛えんだけど!!!!!
え、なになになにいきなりほっぺ掴まれたんですけど!!!!ねえ!!!!!何でだよ!!!
口が開いたまま何かをぽいと入れられ無理矢理口を閉じられる。
なんなんこいつ！！！！！！！！！
内心大怒りな僕に静かに勝己はそれ、何かわかるかと問いかけてきた。
何か??今口に入れられたもの……、感触がかり、としてて中が柔らかいっていう感覚しか分からない。
ーもしかして
爆「なんの味のお菓子か当ててみろや」
「ひぇ…………えっと…………」
爆「………答えられねえんだろ、A。」
珍しく名前で呼ばれて体が強張る。勝己が僕の事をしっかり名前で呼ぶときは、隠し事をしているのがバレたときと怒られるとき。
もちろんこちらに非があるときだ。
この場合だと多分、味覚がぶっ壊れてることに気付いてる。
さっきのご飯のときのがやっぱり気になってたのか。
爆「変に隠し事すんなや。全部吐け」
勝己はこうして僕に隠し事をされるのを昔から嫌う。昔はなんだっけ、お前は俺の家族なんだから隠し事はなしだぞ！とかそういう理由だった気がする。今も似たようなもんなんかな。
仕方ない。と僕は意を決して勝己を部屋へ招いた。
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蒼(プロフ) - 岼阿さん» ほぁー！！ありがとうございます！！続きは夜中にまた更新いたします!! (2020年1月15日 21時) (
レス) id: 7602850d13 (このIDを非表示/違反報告)
岼阿(プロフ) - まだ5話しか投稿されてないのに続きが楽しみで仕方ない…!!!とっても面白かったです!!!続きを心待ちにしております!!!m(_ _)m (2020年1月15日 19時) (レス) id: 5f48fe1b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2020年1月14日 14時
