9話 ページ11
走っていくと早速一体目の仮想敵に遭遇したがまずそいつはスルーだ。
しつこく追っかけてくるみたいだが視線を切れば別のやつを狙っていた。
僕が向かうのはもっと奥。
誰も来ないところで、仮想敵とやり合う。
そのほうが確実にポイントが貰えるのだ。
手袋を外し、地面に触れる。
ドォン、と大きな音を立てて地面が爆破しその物音で寄ってきた仮想敵に素手でペタペタ触れていきすぐに爆破する。
爆破するといっても精神力?を使っているため使いすぎれば味覚がぶっ壊れる。
これは一人で練習してるときに知ったことだ。
安心して、ちゃんと人目につかねえとこでやった。
1体1体確実に潰していき、ひと息つく。
自分はかなり奥まで来ていたようで、周りには誰一人いない。
普段から運動していたりしてよかった、仮想敵の攻撃も普通に避けることができた。
「っは〜〜にしても爆破するのに精神力すげえ疲れる…………」
まだまだ寄ってくる仮想敵に素手で触れていき、また爆破させる。
それを繰り返していたとき、一気に自分に影が落ちた。
なんだ？と上を向くとそこにはクソでかい仮想敵。
これが恐らくプレゼント･マイクの行っていた0ポイント、倒してもなんの意味もないやつ。
こちらを認識しているようで、容赦なく襲い掛かってくる。
「これ、これは流石に爆破できねえよ！！！！」
すぐに立ち上がって奥から手前へと道を戻っていく。
すると、そこには仮想敵を倒そうとしている人がいた。
絶対ヒーロー科に入るんだ、と叫びながら必死に仮想敵に下から攻撃を入れている。
けど全く効いていない。
ああ、この人は本当にヒーローになりてんだ。
でも、と考えていると仮想敵によって破壊されたビルの破片がその人に向かって落ちていく。
片方だけ手袋を嵌め、即座にその人を小脇に抱え、手袋をしていない方の手で破片に触れ爆破させた。
ﾓﾌﾞ「あ、あの」
「危ねえ……大丈夫か」
ﾓﾌﾞ「はい…」
「良かった。」
そういったあと、プレゼント･マイクの終了〜!!!!!という声が響いた。
ゾロゾロと皆演習場から出ていく。
僕もその流れに応じて、演習場から出た。
もう解散していいとの事だったのでリカバリーガールからもらったグミを口に入れて勝己の元へと向かう。
グミ………味がねえ。
勝己にはこの使いすぎると味覚がぶっ壊れることは話していない。
帰ってバレなきゃいいけど…(大フラグ)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼(プロフ) - 岼阿さん» ほぁー！！ありがとうございます！！続きは夜中にまた更新いたします!! (2020年1月15日 21時) (
レス) id: 7602850d13 (このIDを非表示/違反報告)
岼阿(プロフ) - まだ5話しか投稿されてないのに続きが楽しみで仕方ない…!!!とっても面白かったです!!!続きを心待ちにしております!!!m(_ _)m (2020年1月15日 19時) (レス) id: 5f48fe1b1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼 | 作成日時：2020年1月14日 14時
