検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:33,914 hit

6 ページ25

.




酔っ払って、ふわふわしていた頭が急に冷えた。


頻繁にすれ違ってたのは、洋平さんと会うからだったんだ。


ヒ「Aちゃん、顔怖いよ?どうしたの?」


洋平さんとそういう関係です、なんて言えない。



どうしよう、


どうすればいい?



A「あ、明日早いの、思い出しちゃって。」



なんて苦し紛れな嘘ついたのに、


ヒロさんは、そっかじゃあ帰ろう、って笑顔で。




ヒ「あ〜、飲んだ飲んだ。
本当気分転換になったよ。
ありがとうね。」



A「わたしも楽しかったです。こちらこそ。」





ヒロさんに言った言葉は本当。





ひょんなことで知り合って、まだ友達とは言えないかもしれないけど、楽しかったなぁ。



お陰で、洋平さんとの関係を終わりにしようと思った。









次の日、

ヒ 昨日はいきなりだったのにありがとうね。
また、付き合ってくれると嬉しい。
予定、大丈夫だった?





予定なんてあるはずない。



ヒロさんの気遣いが、嘘をついてしまったわたしの心を傷ませる。




A 大丈夫でした。
こちらこそ、ありがとうございます。



次の約束なんてできるわけがない。






それからしばらく洋平さんからの誘いを断り続けた、ら、だんだんと連絡が少なくなってきた。



ヒロさからも連絡が来ていたけど、それもあまり冷たくならないように、でも素っ気なく返すようにして。









そろそろ2人ともブロック削除、しようかな、なんて友達リストを眺めていた。





あ、



ヒ『あ、よかった。もしもし。』




電話がかかって来て、思わず通話ボタンを押してしまった。




ヒ『しばらく忙しそうだったからさ。
久しぶりに飲みに行きたいんだけど、今夜とか、暇だったりしない?』




A「いや、あの、」



ヒ『彼氏、できた、とか?』




A「や、そういうわけじゃないんですけど、

ちょっと悩み事?というか、、、」




言ってからハッとした。


もう、どうしてわたしは、こうバカ正直にいってしまうのだろうか。




ヒ「えー俺世話になったし聞きたい。
前いったところに今夜8時で大丈夫?」




A「大丈夫です、あぁ、違くて、」




ヒ「よし!おじさんが聞くわ。ふはっ。
じゃまた。」





強引に約束をされて、飲みに行くことになってしまった。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:Alexandros , 邦ロック , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねむ(プロフ) - みささんの文章の虜になってしまいました(///ω///)♪ お忙しいとは思いますが更新たのしみにしていますね♪ 久々心踊る文章で、情景も浮かびますし何よりメンバーの皆さんの話し方や性格がリアルに感じます(>_<)!! (2020年2月5日 1時) (レス) id: e5d80ff8e0 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みずきさん» みずきさん どうぞ〜!コメントください! (2018年9月2日 7時) (レス) id: 53a3648267 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - リクエストよろしいですか? (2018年8月31日 23時) (レス) id: d8092865a8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みさ | 作成日時:2017年12月17日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。