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酔っ払って、ふわふわしていた頭が急に冷えた。
頻繁にすれ違ってたのは、洋平さんと会うからだったんだ。
ヒ「Aちゃん、顔怖いよ?どうしたの?」
洋平さんとそういう関係です、なんて言えない。
どうしよう、
どうすればいい?
A「あ、明日早いの、思い出しちゃって。」
なんて苦し紛れな嘘ついたのに、
ヒロさんは、そっかじゃあ帰ろう、って笑顔で。
ヒ「あ〜、飲んだ飲んだ。
本当気分転換になったよ。
ありがとうね。」
A「わたしも楽しかったです。こちらこそ。」
ヒロさんに言った言葉は本当。
ひょんなことで知り合って、まだ友達とは言えないかもしれないけど、楽しかったなぁ。
お陰で、洋平さんとの関係を終わりにしようと思った。
次の日、
ヒ 昨日はいきなりだったのにありがとうね。
また、付き合ってくれると嬉しい。
予定、大丈夫だった?
予定なんてあるはずない。
ヒロさんの気遣いが、嘘をついてしまったわたしの心を傷ませる。
A 大丈夫でした。
こちらこそ、ありがとうございます。
次の約束なんてできるわけがない。
それからしばらく洋平さんからの誘いを断り続けた、ら、だんだんと連絡が少なくなってきた。
ヒロさからも連絡が来ていたけど、それもあまり冷たくならないように、でも素っ気なく返すようにして。
そろそろ2人ともブロック削除、しようかな、なんて友達リストを眺めていた。
あ、
ヒ『あ、よかった。もしもし。』
電話がかかって来て、思わず通話ボタンを押してしまった。
ヒ『しばらく忙しそうだったからさ。
久しぶりに飲みに行きたいんだけど、今夜とか、暇だったりしない?』
A「いや、あの、」
ヒ『彼氏、できた、とか?』
A「や、そういうわけじゃないんですけど、
ちょっと悩み事?というか、、、」
言ってからハッとした。
もう、どうしてわたしは、こうバカ正直にいってしまうのだろうか。
ヒ「えー俺世話になったし聞きたい。
前いったところに今夜8時で大丈夫?」
A「大丈夫です、あぁ、違くて、」
ヒ「よし!おじさんが聞くわ。ふはっ。
じゃまた。」
強引に約束をされて、飲みに行くことになってしまった。
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ねむ(プロフ) - みささんの文章の虜になってしまいました(///ω///)♪ お忙しいとは思いますが更新たのしみにしていますね♪ 久々心踊る文章で、情景も浮かびますし何よりメンバーの皆さんの話し方や性格がリアルに感じます(>_<)!! (2020年2月5日 1時) (レス) id: e5d80ff8e0 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みずきさん» みずきさん どうぞ〜!コメントください! (2018年9月2日 7時) (レス) id: 53a3648267 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - リクエストよろしいですか? (2018年8月31日 23時) (レス) id: d8092865a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みさ | 作成日時:2017年12月17日 7時