裏の顔は、味が濃い。2【BTS】

新しい生活 ページ38

『…ただいま、お母さん』



「…おかえり、A」




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私はあれから、母と実家で暮らし、今までの生活を話して笑いあった。

長い間一緒にいることがなかったから、とても居心地が良いのを改めて実感した。






「ほんっとにその人たちは面白い人だねぇ」




『うん、すごく面白いよ、…懐かしいなぁ』




いくつもの季節がすぎて、あの家政婦生活からは結構時が経っていた。


相変わらず落ちることの無いBTSの人気。
みんなが頑張れてるって思うだけで嬉しい毎日だった。



社長との約束で、離れたら連絡を取らないって言うふうになっていたから突然音信不通になってびっくりしただろうな。マネージャーとは連絡が取れるから、生きてることはしってるだほうけど。


みんな、会えた時に怒るだろうな、なんでまた言わないの！！って。







…怒られるのも恋しくなるって、私ってドM？



「…ご飯にしようかねぇ」



『あっ手伝うよ。』



みんな、ちゃんとご飯食べてますか？

毎日出前だったら許さないからね。

…出前になってそうだな…。





「…A、あの人たちに会いたいかい？」




『…え？』




「さっきっからずーっと何か考えてる感じだからねぇ…」


『…えへ、バレた？』




「…会ってもいいんじゃないかい？」




『…そうだね、考えてみるよ』





___________





…会いたくないよ。






だって会ったら離れたくなくなるじゃん。

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