【続】裏の顔は、味が濃い。【BTS】

お互い様だからこそ ページ17

『ユンギ、いる？』







YG「…A？」






『入るよー』





YG「あっ！ちょ、まてよっ！」



言葉を待たずに入ると何やら慌てた様子で何かを隠すユンギ




『…作業中だった？』




YG「…いや、別に…」




「『…』」





なかなか言い出せず無言になってしまう私たち。


…言え、言うんだA。







「『あのさっ…』」






「『…先いいよ』」




仲良しかよ！！





YG「…俺から言っていい？」




『あ…うん』





YG「あの、その…



さっきは、ごめん。




言い訳になるかもしんねぇけど、作業とかが上手くいってなくて、イラついてお前に当たった部分がある。八つ当たりだった。」





『…わたしも、イライラしてて子どもみたいに怒っちゃってごめん…』







YG「うん、…あのさ、俺、書いてみたんだけど…」




そういってユンギから渡されたのはなんか黒い物体に目と口がついたもの。

…まっくろくろすけ？




YG「…それ、SHOOKY」




『！？』





YG「…なんだよ」




『ゆ、ユンギも…中々だね』




YG「…あぁ、俺も絵が下手だ。



でも、俺にもお前にも他にできることがあって、それが誇れる。



…下手くそって言ったの、あんま気にすんな」







『…励ましになってないし…


でも、ありがとう。


…これからもよろしくね』







YG「…おう、よろしく。」





『じゃあこの絵は私が思う存分悪用するね』


YG「やめろ返せ」


『複数コピーして宿舎全体の壁紙これにするね』


YG「無駄な労力使うな」


『魔除になりそう』


YG「お前の絵もそうだろ」




一通り言い合いをして2人で顔を見合わせて笑い合う。
そうだよこれでなきゃ。
子どもみたいに喧嘩するのなんてお互いらしくない。



『…じゃあ、ご飯作ってくるわ』



YG「おう、よろしく」




『はいよーん』




YG「…それは置いてけ？」



『バレた？』





___________



初めてのファンタジー作品です。

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