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休憩を挟んでとりあえず今日の撮影は終了した。
「お疲れ様でした！」
『お疲れ様です。あの、これ、良かったら…』
私が渡したのはコーヒーの差し入れ。
「いいんですか！？」
『はい！コーヒーしかなくてすいません。』
事前に伺っていた人数分のコーヒーを取り寄せた。
「全然！！実はBTSの方が差し入れで甘い物を持ってきてくださってちょうど良かったです。」
話し合ったんですか？仲良いですねって言われた。
どうして私がコーヒーを差し入れに持っていくって分かったのだろう。
JN「お疲れ様。また来週ね！」
『お疲れ様。ねぇ、今日スタッフさんに差し入れ持っていったのってジナ？』
JN「ううん。今日はユンギだったと思うよ？」
久しぶりに聞いたユンギの名前。
ジナだったらなんで分かったの？って聞けたのに。
それでも大人として共演者としてお礼を言わなきゃなって楽屋に行く。
『…失礼します。ユンギいる？』
ガラーんとしている楽屋。
やっぱり居ないか、って帰ろうと扉を開けると同じタイミングで開く扉。
YG「………A。｣
『……久しぶり。』
YG「何の用？ジナなら帰ったけど？」
『お礼に来たの。』
昔と変わったといえば変わったけど変わらない所もある。
例えば私を見つけた時に眉間にシワを寄せる所とか、都合が悪いと目を合わせないとか。
YG「……そう。で？何のお礼？｣
イラッとした時に口が悪くなるのも知ってる。
『ユンギにお礼。スタッフさんの差し入れに私がコーヒー持ってくって分かってて甘い物を持っていったでしょ？』
YG「…あぁ、そのこと。」
『ユンギなり察して気を使ってくれたんでしょ？ありがとう。』
それだけ言って帰ろうとする。
YG「なぁ！……あの時はごめん。」
『…気にしてないよ。大丈夫。また来週ね。』
本当は気にしてたくせに余裕を見せて笑う。
あの時っていつの話？
高校の時？
それとも久しぶりに会ったあのアユクデの日？
聞きたいことが沢山あったのに何も聞けずに帰る。
文句の一つや二つ言ってやろうなんて思っていたのに。
ユンギの顔を見ていたらそんなことも言えなかった。
元から白い肌はやけに白くなっていたし、顔色が悪かった。
寝不足なんだろうな。
高校の時からよく寝るのを忘れて次の日まで作業することも多かったし、全く飲まず食わずで没頭していることも少なくなかった。
だから、体には気をつけてねってあれだけ言ったのに覚えてないんだね。
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みるく(プロフ) - Miiiiiiingiさん» 初コメありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！是非ペンになっちゃってください笑応援ありがとうございます！！ (2020年8月4日 22時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
Miiiiiiingi - この作品、めっちゃ好きです！ヤバイ、作者さんのペンになりそう…///更新、ファイティンです！！！ (2020年8月3日 13時) (レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2020年7月20日 18時
