84 ページ35
·
手を繋いで帰ると一番最初に出てきたテヒョンくんにびっくりされる。
TH「…えっと、どういう事？」
『色々あって、こうなったの。』
JK「…良かったですね、ヌナ。」
事情を知ってるジョングクくんはおめでとうと言ってくれるがテヒョンくんはずっと何〜？って喚いてた。
JN「あ、おかえり。Aちゃん、泣いたの？｣
『…うん、悲しくてと嬉しくて？』
JN「そっか。黙っててごめん。」
『大丈夫。ジナの事だから私を傷つけないためだって分かってるから。』
わざと話さなかったって知ってる。
ジナはそういう人だから。
JN「…マネージャーさんとは会えた？」
『うん、ギリギリね。暫くはお世話になるよ。』
JN「別に迷惑だなんて思ってないからずっと居ればいいのに。」
そう言ってくれるのは嬉しいが、ずっと入り浸っていたらそれでこそファンの人に殺されてしまう。
ユンギと付き合った時点で殺されるか……
JN「まぁ、いいけど。好きなだけ居て。ただし！キッチンには入らないこと！」
私が入るとナムジュンくんと同じことになる！って言いながらリビングへと戻っていった。
YG「…A。ちょっといい？｣
『ん？どうしたの？』
私の事を部屋に呼んだユンギ。
初めて入る彼の部屋は必要なもの以外置いてなくてかなりシンプルだった。
YG「…実はまだあの時の事で隠してたことがあって。」
あの時の事っていうのは高校の時だろう。
何か隠しているのは分かっていた。
YG「…Aのデビュー曲を書いたのは俺なんだ。｣
それで、か。
何処かでSUGAという名前を見たことがあった気がしていた。
『そうだったんだ。書いてくれてありがとう。』
YG「…違う。そうじゃない。俺は作曲家になるためにお前と別れた。もう二度と同じことはしないけどこんな俺でも本当にいいのか？」
それが確認したかった。
『いいよ。ユンギじゃなきゃ嫌だよ。』
即答だった。
私はずっとユンギの事を忘れようと努力してきた。
でも忘れるなんて出来るはずもなかった。
心のどこかではいつも探していた。
だから、ユンギじゃなきゃだめだ。
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく(プロフ) - Miiiiiiingiさん» 初コメありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！是非ペンになっちゃってください笑応援ありがとうございます！！ (2020年8月4日 22時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
Miiiiiiingi - この作品、めっちゃ好きです！ヤバイ、作者さんのペンになりそう…///更新、ファイティンです！！！ (2020年8月3日 13時) (レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2020年7月20日 18時
