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ユンギが見つかる可能性もありながら連れてきてくれた場所は夜景が綺麗に見える丘だった。
『…すごい。日本にもこんな所あったんだね。』
日本に来るのはもう数え切れないほどなのに外に出かけたのは初めてで何も知らなかった。
YG「な？たまにはいいだろ？」
『うん、連れてきてくれてありがとう。』
YG「…どういたしまして。」
それからは2人とも何も話さずその場に立っていた。
私たち2人しかこの世界に居ない気がしてちょっと不思議な気分だ。
『…ねぇ、ユンギ。ユンギは私の事、嫌いになった？』
今まで聞きたくて聞けなかったこと。
YG「……そんな事あるわけないだろ？」
当たり前だと言ったような表情に戸惑う。
だって、じゃあなんであの時に別れようなんて言ったの？
今の間は何？
『別に傷つかないから正直に言ってくれればいいのに。』
何気ない一言のはずだった。
自分が傷つくのが怖くてふざけて言ったんだ。
まさか、ユンギの地雷を踏んでしまったなんて想像もしなかった。
YG「……それ、本気で言ってんの？」
『え？だって…』
YG「俺がどんな思いでお前と別れたと思う？」
『知らないよ、そんなの。ユンギが言ったんじゃない。』
さも自分が辛かったかのように言うユンギに腹が立つ。
私はなんで別れたのかも分からずにただただ傷ついたのに。
YG「…本当に何も知らないのか？」
『何の話？』
有り得ないみたいな顔で見てくるけど知らないものは知らない。
YG「…じゃあいい。」
『待って！聞かせて。』
今、聞かなければなにも出来ない気がして引き止める。
YG「…これは誰のせいでもないから誰かを恨んだりしないって約束出来るか？」
恨む？誰を？
とにかく分からないけど、こくりと頷く。
YG「あの別れは仕方がなかったんだ。一緒にいた所を見られて写真まで取られた。そこでAの事務所は俺に別れて欲しいと言ってきた。｣
そんな事が……
何も知らなかった。
『…なんで、なんで事務所の言う通りになんてしたの？』
YG「Aのため。｣
即答で答えたユンギはやっぱりかっこよかった。
『ずるいよ、なんでそんなにかっこいいのさ。』
YG「…っくく。そんなかっこよかった？」
うん、物凄くね。
『ありがとう、ユンギの事大好きだったよ。』
YG「うん、こちらこそありがと。大好きだった。」
ここはお互い過去形。
どんな理由があったって1度別れている私たち。
そんなに簡単によりなんて戻せない。
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みるく(プロフ) - Miiiiiiingiさん» 初コメありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！是非ペンになっちゃってください笑応援ありがとうございます！！ (2020年8月4日 22時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
Miiiiiiingi - この作品、めっちゃ好きです！ヤバイ、作者さんのペンになりそう…///更新、ファイティンです！！！ (2020年8月3日 13時) (レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2020年7月20日 18時
