看病 ページ41
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目が覚めると私は自分の部屋で寝ていた。
あれ、私何やってたんだっけ?
ずぶ濡れだった私の服は着替えさせられていた。
ジンくんかな?
少しだけ重い頭を動かしてリビングを覗く。
YG「あぁ!ナムジュナ、違う!」
NJ「えぇ、?」
HS「貸して、僕がやる。」
キッチンでわたわたしているお兄ちゃん組。
TH「このまま、起きなかったらどうしよう!」
JM「それは、さすがにないと思うけど?」
JK「ぐぅ、しんぱいだからみてくる!」
JM「待って待って!今はダメ!」
いつもより落ち着きがない弟組。
えっと、何、このカオスな状況。
この家がカオスじゃなかった時はなかったけどそれにしても酷い。
そして、頼りのジンくんはどこ行ったの?
JK「あれ?ママ?」
私に気がついたぐぅちゃんが飛んでくる。
HS「ヌナ、体調どう?」
NJ「熱、下がった?」
この2人の会話からして私は風邪を引いていたらしい。
まぁ、あれだけ雨に濡れればそうか。
『ねぇ、ジンくんは何時に帰ってくる?色々看病してくれただろうし、お礼が言いたいんだけど...』
私がそう言うと皆顔を見合わせて困ったように笑った。
YG「実はヒョンもヌナと一緒に風邪引いて寝込んでんの。」
つまり?
私の看病をしてくれたのはジンくんじゃなくて皆!?
『わざわざ服を着替えさせてくれたり色々ありがとね!』
本当に悪い事をした。
こんなおばさんの看病なんて嫌だろうに。
HS「全然!!」
NJ「ユンギヒョンが1番色々動いてたよ!」
『本当にありがとう!』
私たちのために皆が出来ることを考えて動いてくれたんだ。
なんていい子たちなの!!
YG「お粥、作ったんだけど食べれる?」
『うん!食べていいの?』
ユンギくんが作ってくれたお粥はすごく美味しかった。
『美味しい!』
YG「...よかった。あ、ヒョンの所にも持って行ってくれない?」
『うん、いいよ。』
ヌナ1人だと危なかっしいからって言われてユンギくんと一緒にジンくんの部屋に行く。
正直、私はついて行く意味がないと思うけどね。
YG「ヌナ、戻ってきてくれて、ありがと。」
家出をしたって知っているのはジンくんとユンギくんだけだ。
『お礼は私じゃなくてジンくんに言って?』
雨が降っている中私を探し出してくれるのだから。
YG「ヒョンが悪いのにお礼言わなきゃいけないなんて複雑。」
そんな事を言ってるけど本当はジンくんの事が大好きなの、知ってるんだから!
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niti-:(: - 名字、カンじゃなくて、ビョンとかじゃなかった? (2020年3月24日 14時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2020年3月4日 17時