続！今日から家族です【BTS】 (ページ34)

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卒園式ページ34

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ぐぅちゃんと手を繋いで幼稚園まで歩く。

この道も今日で最後だ。

JK「ママ！！みて！さくら！」

『ほんとだ！ぐぅちゃんの卒園を祝ってるみたいだね。』

JK「そつえんってなぁに？」

『幼稚園とさようならするでしょう？』

JK「うん...さみしいの。」

明らかにしゅんとするぐぅちゃん。

泣かれてしまう。

『でもさ、入学するでしょう？小学校に行けるようになるんだよ。』

だから寂しくないよ。

JK「うん、でもせんせいとはバイバイだね。」

『そうだね。今までありがとうってちゃんと伝えなきゃ！』

JK「うん！！ぐぅね、せんせいにおてがみかいたの！」

それあげるんだ～って大事そうにぎゅっと持つ。

きっと先生泣いちゃうよ。

JK「あぁ～！せんせい！！」

幼稚園が見えてくると外に出て他の子達と話をしている先生を見つけダッシュするぐぅちゃん。

「あら、ジョングクくん。」

JK「せんせい！ぐぅね、おてがみかいたの！」

「ほんと？ありがとう。」

すっごく嬉しそうな顔をする先生。

『こんにちは。今までお世話になりました。』

「いえいえ！こちらこそ。ジョングクくん、ありがとね。」

JK「えへへ～！それ、だれにもみせちゃだめだよ？」

わかったよ、と言いながら部屋に戻っていく2人。

保護者である私は体育館で待つ。

そこで卒園式を行う。

始まると同時に一斉に入ってくる可愛らしい子供たち。

皆の前で名前を呼ばれて返事をするぐぅちゃん。

あんなに人前に出るのが嫌だったのに。

キラッキラの笑顔で返事をしている。

そんな場面を見たら自然と涙が出てきた。

卒園式が終わるとわぁ～と一斉に子供たちが出てくる。

JK「ママぁ～！」

その中にはもちろん愛しのぐぅちゃんの姿もある。

『ぐぅちゃん、お返事かっこよかったね！』

JK「ほんと～？やった！」

ぴょんぴょん喜んでいるぐぅちゃん。

周りの子達はぐぅちゃんと話したくてうずうずしているのが伝わってくる。

『ぐぅちゃん、お友達と話さなくていいの？』

JK「ん？ぐぅ、ともだちいないよ？」

いや、悲しいこと言わないでよ。

『でも、皆話したいみたいだよ？最後だし。』

JK「やだ。ほら、はやくヒョンのとこ、いこっ！」

私の手を引っ張ると先生にバイバイだけ言って幼稚園から出た。

ジンくんが運転してきてくれた車で小学校へと向かう。