身分の差 ページ29
ソアに村案内をお願いして思い思いに楽しむ。
やっぱり誘ってよかった！
SA「お嬢様はこの国のお姫様なのですか？」
『へ！？な、何を言ってるの？』
何も言ってないのにバレるなんてことある？？
SA「お召し物も綺麗ですし、なにより品がある話し方をするでしょう？」
なるほど。
お忍びをするにはもっと気をつけなければいけないということだ。
SA「あと、ぶつかっただけで件を抜かれたのはびっくりしました。」
ジミンとグクの事だろう。
普通は剣を抜いたりしないのかな？
JM「あれは反省してます...」
しょんぼりとするジミンの肩をとんとんとして慰める。
『えっと、ソアの言う通りこの国の姫です。一応。それでジミンは私の護衛。グクは西の国の王子です。』
一通り言い終わるとソアはやっぱりなという顔をした。
そして私の前に屈んだ。
SA「今までのご無礼をお許しください。」
そんなことをしなくてもいいのに。
『顔を上げて？許すも何もソアは何もしてないでしょ？』
SA「ですが！！」
『いいから。そんなに気になるなら私と友達になってくれない？』
言ってる事がめちゃくちゃだ。
自分でも分かっている。
でも、仲良くなりたいと思っていたし丁度いいかなって。
SA「こんな卑しい身分の私がお姫様となんて無理です。」
どうしてそんなことを言うのだろう。
きっと私の国に足りてないのは身分の差を無くすことだろう。
『顔を上げて？身分なんて関係ないわ。』
そう、関係ない。
『私の知り合いがね、皆同じ人間何だから身分の差なんて要らないって言ってたの。』
オッパが東の国へ連れていってくれた時に教えてもらったことだ。
『だから身分なんて気にしないで。私は貴方と友達になりたい。』
私をそう言うとソアは顔を上げた。
泣いてる？
『あぁ！泣かないで！！そんなつもり無かったの...』
SA「うふふ。泣いてるのは嬉しいからです。ありがとうございます。お友達になってもいいですか？」
そう言ってにこっと笑ったソアは何かが吹っ切れたような顔をしていた。
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みるく(プロフ) - アーミーさん» こちらこそありがとうございます！前回よりも更新多めで頑張っているので最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2020年1月23日 19時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あかりなさん» よく気が付きましたね！ロメオめっちゃ好きでそこから少しアイディアが浮かんだので妄想小説として出させて頂きました！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
アーミー - また面白いお話ありがとうございます！応援してますね♪(*^_^*) (2020年1月23日 12時) (レス) id: 7b418a8ad9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - いいやme toっすよ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
あかりな(プロフ) - 時々セリフがロメオにかぶるのは私だけ泣 (2020年1月17日 20時) (レス) id: 296a740cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2020年1月13日 23時
