楽しいデート ページ25
テヒョイオッパは絵画関係のお店に入っていく。
TH「ごめん、興味ないなら外にいてもいいよ。すぐ終わるから。」
口ではすぐ終わるなんて言うけど筆を並べて見たり、絵の具を取っていたり絶対すぐに終わらないやつだ。
『私も好きなの。だから見てていい？』
TH「Aも絵を描くんだね。」
『いっつも城の中にいて暇だからね。』
いつしか暇すぎて試しに描いてみたらすごく楽しくてハマっていった。
TH「そっか。普段どんな絵を描くの？」
『ん〜窓から見える景色とかが多いかな？あとはどこに行った時の風景なんかを思い出したりデッサンしたり...』
TH「なるほどね。風景って楽しいよね。思い出して描いたりするとその時の事がパッと浮かんで思い出になる。」
芸術と呼ばれるそんなに深い知識はないが絵を描く楽しさなら分かる。
TH「どっちがいいと思う？」
筆を2本持って聞いてくる。
『ん〜私ならこっちかな。』
私が選んだのは細い筆。
点描画が好きな私はそっちの方が書きやすい。
TH「じゃあこっちにする！」
と私が選んだ逆の方にする。
いや、聞いた意味！！
決まっていたのならそっちを買えばいいのに。
お会計はすぐに終わるだろうから外で待とう。
お店から出ると綺麗な青空が広がっていて何だか絵を描きたいななんて思った。
空を見ながらブラブラしていると何処からか誰かが走ってくる。
『え、こっち来る！？きゃあ！！』
「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか？」
『はい、ちゃんと前を見てなかった私が悪いので...』
慌てているらしい男性は私が怪我をしていないことを確認すると急ぎ足でどこかへ行ってしまった。
TH「A〜ただいま〜買ってきた！」
『あ、おかえりなさい。2本買えばよかったのに1本で良かったの？』
TH「ん〜？あ、はい。これはAのね！」
そう言って渡してくれたのはさっき私が点描画に使いたいと思った筆だった。
『これって、さっきの？？』
TH「そう！Aがそっちがいいって言ったでしょ？どっちも欲しかったから今度一緒に絵を描きに行った時に使わせてよ。」
私がこんなに物を貰ってしまっていいのだろうか。
きっと彼ならいいのと言うのだろうけどそれでは私が私を許せない。
何とかしてお返しがしたのだけど何がいいのだろうか？
あ、そうだ。
今度会う時にはお菓子でもつくって持ってこよう。
パッと空を見るとさっきはあれほど澄んだ青空だったのにいつの間にか綺麗なオレンジ色の夕日が落ちていた。
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みるく(プロフ) - アーミーさん» こちらこそありがとうございます！前回よりも更新多めで頑張っているので最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2020年1月23日 19時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あかりなさん» よく気が付きましたね！ロメオめっちゃ好きでそこから少しアイディアが浮かんだので妄想小説として出させて頂きました！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
アーミー - また面白いお話ありがとうございます！応援してますね♪(*^_^*) (2020年1月23日 12時) (レス) id: 7b418a8ad9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - いいやme toっすよ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
あかりな(プロフ) - 時々セリフがロメオにかぶるのは私だけ泣 (2020年1月17日 20時) (レス) id: 296a740cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2020年1月13日 23時
