結婚を口実に ページ14
私はお兄様と続いてジョングク王子とテヒョン王子を連れて歩く。
YG「父上！？どうかなさいましたか？」
まるで知らなかったようにリアクションをする。
「2人ともなんでこんな所にいるんだ。舞踏会はどうした？」
舞踏会で婚約者を探す約束だっただろう？と私に怒っているのが分かる。
『候補の方なら見つけましたよ、お父様。』
YG「今、挨拶をしにここまで来てくれたんですよ。そうだよな、2人とも。」
JK「朝ぶりですね、王様。西の国のチョン·ジョングクです。」
TH「初めまして、東の国のキム·テヒョンです。」
なるほどね。
お兄様は自分が元々ここにいて私と2人は挨拶をしにきたことにするんだ。
『お兄様への挨拶が終わったらお父様の所へ行こうと思っていたんです。』
だから良かったですと笑う。
上手く笑えているかな？
「でも、どちらともとは結婚出来まい。どちらかだろう？」
『えぇ、でも今日会って決めることは出来ません。』
結婚する気がない私が候補だけでも連れてきたのだから許してくれると思った。
「今日決めろと言っただろう？」
『それは...』
YG「今日いきなりは無茶ではありませんか？3人には時間が必要だと思います。」
お兄様がフォローをしてくれて何とか怒りが沈まる。
JK「僕からもお願いします。」
TH「もっとAさんの事を知りたいです。」
こうして2人にもお願いしてもらってもう少し時間が貰えることになった。
YG「では、3人は3つの国に自由に行き来できるようにしてはくれませんか？」
自分のことのように必死にお願いしてくれるお兄様。
「それは、出来ぬ。」
YG「何故ですか？A達は関係ないでしょう？」
「だがしかし...」
YG「何も民全員行き来できるようになんて言ってません。せめて3人だけは行き来できるようにしてあげてください。」
きっとお兄様は私がさっき色んな景色を見てみたかったと思っていた事が伝わったのだろう。
こんなに必死になっていたお兄様にお父様が負けて私達3人だけは行き来ができるようになった。
橋の見張りには3人のことだけ伝えておくからという事だった。
「騒いで済まなかったね。2人とも残りの舞踏会を楽しんでくれ。」
そう言ってお父様は王座に戻っていった。
こうして舞踏会の夜は明けた。
1週間後にまた会う約束をして私達は別れる。
これで少しは3国が仲良くなれるといいな。
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みるく(プロフ) - アーミーさん» こちらこそありがとうございます！前回よりも更新多めで頑張っているので最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2020年1月23日 19時) (
レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あかりなさん» よく気が付きましたね！ロメオめっちゃ好きでそこから少しアイディアが浮かんだので妄想小説として出させて頂きました！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
アーミー - また面白いお話ありがとうございます！応援してますね♪(*^_^*) (2020年1月23日 12時) (レス) id: 7b418a8ad9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - いいやme toっすよ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
あかりな(プロフ) - 時々セリフがロメオにかぶるのは私だけ泣 (2020年1月17日 20時) (レス) id: 296a740cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2020年1月13日 23時
