バージンロード ページ42
JN「A?準備出来た?」
控えめにコンコンと扉をノックする音が聞こえる。
式場に着いてから別々に着替えていたから会えていなかった。
『どうぞ?』
JN「急にごめんね。会いたくなっちゃって...」
俯きながら恥ずかしそうにするオッパ。
『うふふ。可愛い。』
JN「可愛いじゃなくて、かっこいいでしょ?」
『そうだね〜。かっこいいよ。世界で1番。』
冗談抜きに白いタキシードがこんなに似合う人は居ない。
JN「Aは世界で1番美しいよ。」
『あ、ありがとう。』
こんな超絶イケメンに言われるのは緊張する。
子供達はプロの人達に綺麗にコーディネートしてもらっているらしい。
皆、きっとかっこよくなるんだろう。
そんなことを考えていると新郎新婦さんもうお時間ですよと声をかけられる。
JN「よし、じゃあ行こっか。」
『うん、一緒に入場は出来ないけどね。』
オッパは一緒に入場すると思っていたみたいでガッカリしている。
ちなみに本来ならアッパが私の隣を歩いてくれるはずだったのに流行りのインフルにかかってしまったためユンギくんが歩いてくれるらしい。
娘の結婚式に病気にかかる親がどこにいるんだ。
『はぁ、アッパのバカ....』
YG「隣が俺で悪かったな。」
『あ、違う違う。ユンギくんにも悪いなって思って...』
ユンギくんにとったらおばさんの結婚式のバージンロードを歩くなんて嫌だろう。
まだ中学生なわけだし。
YG「...別に嫌じゃないから。それにヌナの隣歩きたかったからいい。」
『何それ〜。ありがとう。』
YG「...本当は、俺がウェディングドレスを着せてあげたかったけどヒョンには叶わないから。」
せめてこれくらいはさせてと悲しく笑った。
だからそれ以上は言わなかった。
ただ、ありがとうと感謝を伝えた。
ユンギくんは私なんかよりずっと大人だよ。
彼に自分以上に愛せる人が出来ますように。
それだけを願って。
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みるく(プロフ) - 塩か砂糖かわからない調味料さん» 凄く嬉しい言葉ばかりで嬉しいです!何処かにいそうな家族を描きたかったのでちょっとだけリアリティーを求めました笑笑最後まで読んでくださってありがとうございました! (2020年1月18日 12時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
塩か砂糖かわからない調味料 - なんでしょう…めっちゃ感動しました!でも時には笑って…というすごい作品でした!この作品に出会えてほんっとに良かったなって思いました!!! (2020年1月18日 8時) (レス) id: c16eadeaa9 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - アーミーさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!感動した、面白かったなんて言われて嬉しいです!!また全然違うお話を書きたいなと思ってます。応援よろしくお願いします! (2020年1月12日 23時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
アーミー - 書き終わりおめでとうございます!ほんと感動したし、面白かったし!!一番好きなお話でした。他の話も書いて欲しいな〜とりあえず今から読み返します笑 (2020年1月12日 23時) (レス) id: 7b418a8ad9 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ミステリアスなもちさん» ありがとうございます!題名で必ず終わらせたかったので最終話は今日から家族ですにしましたが好評だったらちよっとした続編でも書こうかなとは思っています。大好きと言って貰えて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2020年1月12日 15時) (レス) id: 692ff62fcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2019年12月2日 21時