銀魂 〜無感情少女〜〈２〉

〈第五十一話〉離れない・・・。 ページ5

(あなたside)


私と総悟は屯所を出て少し走り、歩き始めた。

沖田「ごめんな。大丈夫ですかィ？」

と、心配そうに私を見る。

あなた「・・・うん。」

・・・初詣って、なんだろう？

私の中で、この疑問が渦巻いていた。

と言うより、聞きたいことが、もう一つあった。

聞こうとして、聞けなかったこと。

あなた「・・・総悟。」

沖田「ん？」

あなた「なんでこの髪飾り、くれたの？」

沖田「！！」

総悟が、目を見開く。

私、何かいけないこと言った？

もう、ずいぶんと前の話だけど。

私が総悟の答えを待ち、総悟を見つめていると、

沖田「っ・・・。」

総悟が、うつむく。

・・・やっぱり、聞いちゃいけなかったかな。

あなた「・・・ごめん。」

自然と、その言葉が出ていた。

あなた「答えなくて、いいよ。無理して答e(沖田「それは・・・」・・・？」

沖田「姉上に、あげるはずだったんでさァ。」

総悟の、お姉さん・・・

・・・ミツバさんに・・・？

沖田「あげる前に死んじまいやしてね。」

総悟は、遠くを見つめるように言った。

・・・どうして？

どうして、そんなもの私に・・・。

あなた「どうして、私に？」

沖田「/////そ、それは・・・////」

あなた「？」

総悟は、顔をそらす。

沖田「似合うと・・・思ったから。」

総悟は、私の頭の上に手をのせて言った。

沖田「いつまでも持ってんのもおかしいだろィ？だから・・・アンタにあげたんでさァ。」

あなた「なら、神楽さんにでも・・・」

沖田「誰があんなやつにやるかよ。・・・まぁ、深くは考えんなよ。」

あなた「・・・？」

沖田「Aに、あげたかったから。ただ、それだけでィ。」

総悟は、私を見てニカッと笑って言った。

ドキッ・・・。

あなた「？？？？」

今の、なに？

なんなの・・・これ・・・。

ーーーー総悟の笑顔が、頭から離れない・・・。

沖田「・・・A？」

あなた「・・・ﾊｯ。な、なんでもない・・・。」

なんなんだろう、これは。

沖田「大丈夫でさァ。」

私が考えていると、総悟が口を開いた。

沖田「ちゃんと、似合ってまさァ。」

総悟は、微笑んだ。

ドキッ

あなた「！」

なんなのよ・・・。


・・・わかんないよ、もう・・・。


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？「A！！」

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