ウジが好きな彼女さん。

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今日は午前で終わりだからこれにて家に帰ります。



今日はジフナが早めに帰ってくるからご飯を作らねばεε＝(




『じゃあね、サヨン！』

SY「じゃあね〜」






大学から1番近い駅へむかって歩く。

見上げると、雲は水気が少ない絵の具で描いたような形をしていた。



ふと思い出す。

あの時も、こんな空の日だったっけ。


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『絵の具でさ、水つけないで色をつけたら、こんな色になりそうじゃない？』




空を見ながら歩く私は、そんなことを言いながら画面の向こうのジフナに話す。




WZ「またでた、お前の悪いくせ。空見すぎるから何も無いとこでコケたりするんだよ。」




『お前、じゃなくてAですー。名前くらい覚えてくださーい』




WZ「あー、はいはい。わかったわかった。

……あのさ、A」



『んー、なあにー？』




WZ「やっぱなんでもない、ちゃんと前見て歩けよー、」



『わかってますー。なんでもないわけはないと思うけど、なんか悩んでたら言ってね？話聞くくらいならできるから。』



WZ「Aは静かに話聞くこともままならないよね」



『そんなことないし！ちゃんと話聞けるし！』



WZ「んー、わかったから。…うん、まぁ悩んでることあったらちゃんと相談する」



『うん、そうして。ジフナすぐ溜め込むからー。』



WZ「うるせー。まず、な。あんにょん。」




『あんにょん。練習頑張ってね、』




WZ「当たり前。デビューまであとすこしだよ。まってろ。」



『ふふふ、まってる。』






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あれから3年もたったのかー。短かったような、長かったような。






ﾋﾟｺﾝ

スマホが鳴る。

＜今から帰れることになったから、早めに着く。＞


ジフナからだ。

はやく帰って来れるんだ、ご飯作る時間なくなっちゃうかも、と思いながらさっきより軽くなった足を早める。

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