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・ ページ29
黒 side
赤「ねぇ次、何話すー？」
桃「まって…、しーっ、」
話も盛り上がってあっという間に深夜の3時をまわる。
それでもまだまだ話題が尽きぬ中、京本が口に人差し指を当てておしゃべりを辞めた。
彼が指差す方、慎太郎と京本の間ですやすやと眠っている樹。
穏やかな寝顔。口を開けて寝ているから相当安心して眠れているのかな。
不安がっていた彼を見ていた分、こんなに無防備な姿を見せられてみんなも嬉しそうだ。
赤「HEHE、かわいーね樹。」
緑「じゃあ俺たちもそろそろ寝るかー。」
黄「そーだな。明日も早いしな。」
桃「みんなおやすみー、」
机の上に置かれた樹の錠剤。
修学旅行の間、一粒も無くならなかったことを本人以上に俺たちが喜んだ。
fin
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作者名：ばにら | 作成日時：2021年11月4日 21時
