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慧side
裕翔「関係あるよ。」
涼介「なんだよやんのかよ！」
裕翔「おチビさんには負けないから。」
とうとう取っ組み合いの喧嘩が始まった。
雄也「あーもう！お前らやめろって」
慧「ちょっと物、壊さないでよー？」
男しかいないし普段は喧嘩なんてやらせておく。
でも今日はいつも先に引き下がる涼介が手をつけられないほどキレているからなかなか収まらない。
今日のは相当許せなかったんだろうな。
涼介「謝れよっ！」
裕翔「掴むな！」
涼介が裕翔の髪を引っ張った途端に裕翔が涼介の手を振り払い、涼介が後ろに吹っ飛んだ。
涼介「いたっ………」
慧「…涼介大丈夫か？」
涼介はどうやら頭をぶつけたようで、泣き始めてしまった。
雄也「裕翔もうやめろ。怪我させるのはダメだっていつも言ってるだろ。」
「今日はお前が悪い。謝れ裕翔。」
慧「弟だからって裕翔のほうが体が大きいんだから加減しないと。」
俺たちが口々にそう言うと、
裕翔「なんで俺ばっかり！涼介だって俺の髪の毛引っ張ったし、引っ掻かれた！……意味わかんない！！」
怒鳴って2階の自分の部屋へと走っていった。
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年5月1日 16時
