君のペースで ページ32
大貴(23)涼介(3) 親子設定
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大貴side
俺は俗に言うシングルファザーだ。
そしてすやすやと眠っているのは俺の1人息子、涼介。
この子の母親は、涼介を産んだときに他界してしまった。
パパママ一年目頑張ろうねって言ってたのに気がついたら俺だけが取り残されていた。
若い男のシングルファザー。ママ友なんているはずもなく相談できる相手もいない。
やっと涼介が3歳になってからは悩むことも減ってきたけど、病を抱える彼を世話してくることは簡単ではなかった。
涼介は生まれてくるときに低酸素の状態に長くあったためか、重度の嚥下障害が残ってしまった。
食べ物を噛んだり飲み込んだりすることが難しく、生まれた時から鼻からのチューブで栄養を補っている。
涼介に障害があるとわかって、とにかく不安の毎日。ヘルパーさんをつけると言っても、仕事と涼介の世話に追い込まれて一時期は涼介に当たってしまうこともあった。
でも泣きながら俺の袖を掴んでくる涼介をみて、こいつは俺が守ってやらなきゃいけないって思ったんだ。
大貴「涼ちゃんおはよう！おっきした？」
涼介「……たぁっ」
病気のせいか発語も他の子より遅れているが、病院の先生は気にしなくても大丈夫と言ってくれている。
大貴「んふふ、今日ご機嫌だね？涼ちゃん」
涼介「ぱぁっ……ぱ」
最近覚えたての言葉�爐僂儉�
呼んでくれた時はとてつもなく嬉しくて号泣したっけ。
大貴「よしっ、じゃあ朝ごはん入れようね〜」
彼の鼻にチューブを当てがうと身をよじって嫌がる姿は見ていて痛々しい。
涼介「……んやっ……やっ」
大貴「大丈夫よ〜ほーらもう入った、いい子だったね」
栄養を流す前にベッドのリクライニングをゆっくり上げて背中にクッションを入れてやる。
大貴「じゃあ涼ちゃん始めるからね。」
パックから栄養剤が流れ始めたのを確認して、俺は自分の朝ごはんを用意しに行った。
いつも流入中の涼介のよこで朝ごはんを食べるのが日課になっているからだ。
朝ごはんの菓子パンを持って涼のもとへ戻る。
大貴「……涼ちゃーん！」
いつも通りに部屋に戻ろうとすると、涼介の苦しそうな声が聞こえてきて、背筋が凍った。
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めろん(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています。リクエストお願いいたします。�睫擇�ん伊野尾くん裕翔くんが兄弟の設定で裕翔くんが末っ子で心臓病のお話が読みたいです。よろしくお願いします。 (2020年2月2日 0時) (
レス) id: 84d6dad1ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございます！ 何回も読んじゃうくらい好きです！ 次のリクエストなのですが、脳性麻痺で車椅子を使用している涼介くんでお願いします。家族パロみたいな感じがいいです。これからも楽しみにしてます！ (2020年2月1日 10時) (レス) id: 33af8bde7c (このIDを非表示/違反報告)
mui☆(プロフ) - 知念くんが喘息持ちでノロになっちゃって過呼吸ぽくなっちゃうのがみたいです (2020年1月31日 22時) (レス) id: e94457ec1d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - ゆあさん» リクエストのお話を書かせていただきました！！またのリクエストをお待ちしております！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - いえいえ…！とても素晴らしいお話でしたよ！完結させてくださりありがとうございました！これからも更新頑張ってください！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年1月10日 23時
