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慧side
両親を亡くした時、俺はまだたったの18歳だった。
突然すぎる不慮の交通事故。
未成年の俺と体が弱かった涼介、そして生まれたばかりの0歳の双子を残して両親は他界。
普通の高校生だった俺の人生がガラリと変わった。
お葬式には頭が整理できぬまま参加していて、抱っこ紐で侑李と圭人を抱き、右手は涼介と繋いでいた。
涼介「にぃに…….。」
悲しそうに両親の遺影を見つめる涼介と状況に似つかわしくないほどにすやすや眠る双子。
俺がこの子達の兄から�猊祗瓩砲覆蕕覆韻譴个覆蕕覆�った。
その日から高校に通いながらバイトを掛け持ち。
生まれつき心臓が弱かった涼介は病状が悪化し、入院することになり、双子も保育園に通い始めなにかとお金が必要となった。両親の貯金も底をつきそうなほどにギリギリな生活を続けていたが、弟たちのためなら頑張ることができた。
学校、バイト、涼介のお見舞い、双子の送り迎え、家事。
1日を終えるのがやっとの思いで目まぐるしい日々。
気づけば両親が他界してから実に3年の月日が経っていた。
慧「涼介、具合どう？」
涼介「っん……あれっにぃに来てくれたの」
寝起きでまだとろんとしている二重の目。
涼介「俺は平気って言ってるでしょ？侑李と圭人を早く迎えに行ってやってよ。」
慧「まだ時間あるからいいの。涼介に会いたかったからさ。」
涼介「……にぃに。疲れてるよね、ごめんね、涼が入院なんてしてなきゃお金もかかんないし双子の面倒だって見られるのに、」
涼介は心優しい子で自分より他人の心配。
そして誰より弟思いなおにいちゃんだった。
慧「なんで涼介が謝るの？なーんにも悪いことしてないし、お金のことも気にしなくていいから。だから頑張って早く退院しような。」
涼介「わかった。涼がんばるね。」
慧「じゃそろそろ行くわ。またこんど双子連れてくる。」
涼介「うんばいばいっ。お仕事がんばってね。」
ふわりと笑った笑顔。これが俺の活力源だった。
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めろん(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています。リクエストお願いいたします。�睫擇�ん伊野尾くん裕翔くんが兄弟の設定で裕翔くんが末っ子で心臓病のお話が読みたいです。よろしくお願いします。 (2020年2月2日 0時) (
レス) id: 84d6dad1ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございます！ 何回も読んじゃうくらい好きです！ 次のリクエストなのですが、脳性麻痺で車椅子を使用している涼介くんでお願いします。家族パロみたいな感じがいいです。これからも楽しみにしてます！ (2020年2月1日 10時) (レス) id: 33af8bde7c (このIDを非表示/違反報告)
mui☆(プロフ) - 知念くんが喘息持ちでノロになっちゃって過呼吸ぽくなっちゃうのがみたいです (2020年1月31日 22時) (レス) id: e94457ec1d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - ゆあさん» リクエストのお話を書かせていただきました！！またのリクエストをお待ちしております！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - いえいえ…！とても素晴らしいお話でしたよ！完結させてくださりありがとうございました！これからも更新頑張ってください！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年1月10日 23時
