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慧side
宿に着くと親切な女将さんに迎え入れられた。
とても綺麗な宿なのに混み合っている様子もなく、穴場のようだった。我ながら探し出したのはすごいと感じる。
俺たちが通されたのは向日葵というお部屋。
これも知念が向日葵好きだから。
そしてようやくサプライズの時が来た。
部屋に入ると、聞こえたのは大きな声。
侑李「部屋にっ！部屋のベランダに露天風呂！」
そう。これがサプライズ。
知念の体には昔受けた手術の跡が残っているため、俺たち以外に見せるのはあまり好まない知念。
そんな彼のため、部屋に露天風呂がついてる宿を2人で探したのだった。
侑李「………ありがと。」
恥ずかしそうにボソッと呟いた知念をみて、俺と大ちゃんは顔を見合わせて笑った。
・
「お風呂は最後のお楽しみにしとく。」
そんな知念の希望もあって夕食を食べてから温泉に浸かることにした。
すき焼きにお造りなど豪華な夕食に知念は嬉しそうに笑って、いつもの知念からは想像できないくらいの量を平らげた。
そしていよいよお待ちかねの温泉の時間。
3人で体を流しあってからざぶんと浸かる。
お湯がたくさん溢れて、「大ちゃんのせいだ！」なんてみんなで笑って。ずっとこんな時間が続けばいいって思った。
大貴「出会って16年目かぁ。相当な腐れ縁やってんね俺ら。でもこれが楽しいんだなぁ」
慧「俺も3人でいる時間が俺は1番好きだよ。今日もこられて良かったよ。」
星空を見上げながら話し込んでいたらなんだかしんみり。普段は言葉にするのが苦手な俺たちだけど、裸の付き合いってやつ？なんだか恥ずかしげもなく言葉にすることができた。
慧「知念はどーよ。たのしい？」
語りかけると肩をきゅっと掴まれる。
「……いの、ちゃっ、ん」
俺の視界に飛び込んできたのは苦しそうに息をする知念の姿だった。
・
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めろん(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています。リクエストお願いいたします。�睫擇�ん伊野尾くん裕翔くんが兄弟の設定で裕翔くんが末っ子で心臓病のお話が読みたいです。よろしくお願いします。 (2020年2月2日 0時) (
レス) id: 84d6dad1ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございます！ 何回も読んじゃうくらい好きです！ 次のリクエストなのですが、脳性麻痺で車椅子を使用している涼介くんでお願いします。家族パロみたいな感じがいいです。これからも楽しみにしてます！ (2020年2月1日 10時) (レス) id: 33af8bde7c (このIDを非表示/違反報告)
mui☆(プロフ) - 知念くんが喘息持ちでノロになっちゃって過呼吸ぽくなっちゃうのがみたいです (2020年1月31日 22時) (レス) id: e94457ec1d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - ゆあさん» リクエストのお話を書かせていただきました！！またのリクエストをお待ちしております！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - いえいえ…！とても素晴らしいお話でしたよ！完結させてくださりありがとうございました！これからも更新頑張ってください！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年1月10日 23時
