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裕翔side
朝起きて、ひかの回診が終わった時点で俺も侑李も具合が良く、今日は中庭への外出が許可された。
病院内とはいえ久しぶりの外出に俺も侑李も大はしゃぎ。
侑李「ほらっ裕翔！はやくはやく！いこう！」
目を細めて、俺を手招きする侑李はとてつもなく可愛い。
乱れていた侑李のパジャマを直してあげてから帽子をかぶり、侑李の手を取り歩き出す。
俺の歩幅に頑張ってちょこちょこ合わせて歩く侑李。
侑李「いいお天気だね！裕翔！」
「あ！裕翔の好きなひまわり！！」
俺の水色のパジャマに散らされた小さなひまわりの柄と本物の花を交互に見て、すごいね〜なんて言ってくる。
いつの間にか手は離れちゃっててどんどん先にいく侑李。
裕翔「まって侑李！あんまり急ぐと危ないよ！」
俺が後を必死に追うと、縮こまる小さな背中。
裕翔「侑李っ！！！」
顔を除くと帽子の下に汗が滲んでて、あまり顔色も良くない。
侑李「だいじょぶ。へへ。ちょっと疲れちゃった……」
少しふらふらする侑李を支えて近くにあるベンチまで移動する。
裕翔「ちょっと待ってて侑李。」
中庭の端にある、一杯70円の紙コップのジュースの自販機。
1日の終わりに水分制限を頑張ったご褒美として、俺と侑李で半分こするんだ。
ほんとは一杯飲んでもいいんだけど、罪悪感があっていつも半分こ。
でも今日はちょっと早いけど、お金を3枚入れていつものオレンジジュースを買う。
裕翔「おまたせ侑李。はい。飲める？」
少し座ったからか心なしか顔色の良くなった侑李が両手でコップを受け取りゴクゴクとジュースを飲んだ。
侑李「おいし。ありがと裕翔。はい残り。」
裕翔「俺はいいから。侑李が飲みな？喉乾いたろ。」
そう言うと嬉しそうに残りも飲み干して満足そう。
侑李「ねぇ裕翔。」
真っ青な空を仰ぎながら侑李がポツリと話し始めた。
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もっと沢山の方に読んでいただきたいので、宜しければ評価のご協力よろしくお願い致します。
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凪(プロフ) - まちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます！はじまりのメロディ読ませて頂いているのでコメント頂けて光栄です、、！ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - ヒカリを読んで、0or50も読んで、最後に目頭が熱くなりました。明日読んだら…泣いちゃうかな。笑い これからも頑張ってください! (2020年1月21日 20時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ありやまの時のヒカリから見ていましたがすごい感動しました！友達の大切さもわかります！この小説も前作もとても素敵なお話でした！ (2020年1月17日 21時) (レス) id: a73d88ca23 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - なつめろさん» そのような感想を持っていただけて本当に嬉しいです、！ありがとうございます。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 僕としーちゃんさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次も頑張ります、、！ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2019年7月16日 12時
