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涼介side
それからひかはポツリポツリと話し始めた。
ひかの真面目な雰囲気に裕翔も侑李もすっかり泣き止んで真剣に聞いている。
光「俺が1人だけ助けられなかった子。医者は感情移入しちゃいけないって分かってるけど、どうしても忘れられない。
いやあいつのことを忘れたらきっと俺は医者として終わりだ。それが大ちゃん。
さっき涼介が名を呼んでいた子だよ。俺にとっても涼介にとっても1番大切で太陽みたいな存在だった。
失った時は泣いたよ。俺も涼介もたくさん。救えなかった自分が憎かった。でもな、
守れなかったあの笑顔を無駄にしないために、俺たちは強くなろうとした。
だから俺も涼介もまだまだ弱い。本当は怖くて怖くて仕方ない。また誰かを失うのが。
それでも俺たちをもう一度強くなろうと変えてくれたのは裕翔。侑李。お前たちだよ。
今日みたいなことがまたあるかもしれないけど、まだまだ弱い俺と涼介を受け入れて、理解してほしい。俺らもお前ら守るけど、お前らも弱い弱い俺たちを存在で、そして笑顔で励ましてくれねぇかな？」
そう言ったひかの目からは珍しく涙が溢れていて、それにつられて俺も涙を流した。
裕翔「わかったよ！ 俺たちでひかも山ちゃんも守る！ね？侑李！」
さっきまでちょこんと座ってひかの話を聞いていた侑李が振り返って俺のことをじっと見つめていた。
そしたら小さな体はぐーっと前に乗り出して、細い細い腕は俺の方に伸び、俺の頭を捉えた。
侑李「………いーこ。いーこ。守ってあげるからね。」
ゆっくりと俺の頭を撫でてくれた侑李はもう怯えていなかった。
涼介「………ゆうりっ！！」
俺はその小さな体を抱きしめて泣いた。
いつものように遠慮なく背中にガシッと回された手が、もう大丈夫だ、と物語っているようだった。
その日はもうみんなしてだらしない顔で泣いて泣いて。
泣き終わったら、お互いに不細工だ！なんて笑って。
また大ちゃんには１つ助けられちゃったな。なんて思いながらそっと眠りについたのだった。
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作者のあむ通りまーす！
このお話、ヒット数伸び悩んでますねー、、
どんなお話展開にすれば良いのでしょう？？
読者様参加型で少しリクも取り入れた方が良いのでしょうか？
このお話にご意見、ご感想ありましたらコメントしてくださると嬉しいです！
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凪(プロフ) - まちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます！はじまりのメロディ読ませて頂いているのでコメント頂けて光栄です、、！ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - ヒカリを読んで、0or50も読んで、最後に目頭が熱くなりました。明日読んだら…泣いちゃうかな。笑い これからも頑張ってください! (2020年1月21日 20時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ありやまの時のヒカリから見ていましたがすごい感動しました！友達の大切さもわかります！この小説も前作もとても素敵なお話でした！ (2020年1月17日 21時) (レス) id: a73d88ca23 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - なつめろさん» そのような感想を持っていただけて本当に嬉しいです、！ありがとうございます。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 僕としーちゃんさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次も頑張ります、、！ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2019年7月16日 12時
