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・ ページ40
大貴side
あぁ、きっと昨日の自分の言葉が引き金になって父さんは消えてしまったのだな。
と、意外にもすんなりと状況を飲み込んだ。
昨晩トイレから帰ってきた時にはもう既に、父はいなかったのかもしれない。
大貴「………もしもし、伊野尾です。伊野尾慧の息子の大貴と申しますが、」
制服のブレザーのポケットでくしゃくしゃになっていたいつかの名刺を取り出して、電話を掛けた。
大貴「……ちちおやを、…あずかってはいただけませんかっ、…」
自分の能力の限界と、突きつけられた未熟さを痛いほど噛み締めながら絞り出すように声を出した。
大貴「…もう、むりなんです、…もう……もう、」
この時既に俺も、父さんも、崖っぷちどころではなく海の底へと沈んでいたのだ。
自分が残酷な事をしているのなんて1番分かっている。
たった1人の家族を、自らの手で遠ざけているのだから。
初めて知った屈辱の味。
�牋貊錣傍錣燭き�
そんな純粋な気持ちではどうにもならない事がこの世にはある。
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朝光 - 初コメ失礼致します！群青のパスワードをお教えして頂きたいのですがよろしいでしょうか？ (2022年3月7日 23時) (
レス) id: 13ebdf4ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年9月30日 15時
